北海道美術ネット別館

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2014年3月31日は7カ所

2014年04月01日 23時04分48秒 | つれづれ日録
 3月31日(月)。
 29日に働いたので、代休。
 …ということだったんだけど、けっきょく仕事があるので、朝から出社して2時間ほど働いていた。

 午からギャラリーまわりの続き。
 札幌時計台ギャラリー→グランビスタギャラリー(札幌グランドホテル)→ギャラリーたぴお→かでる2・7→富士フイルムフォトサロン→ギャラリー創→カフェエスキス

 グランビスタでは、山口昌男ドローイング展が、終了日前だったので見に行った。
 もちろん、博覧強記をもって知られた人類学者である。生まれはオホーツク管内美幌町。
 スケッチやエッチングが多数展示されていた。かなりの部分は、アフリカでの現地調査で描かれたものだが、知人の似顔絵や、麻生高校時代の教え子山下洋輔の半生を紹介した紙芝居? などもあり、素人の手すさびというレベルではない。山下洋輔のセッションでフルートを披露したこともあるというのも、初めて知った。
 こんなに多芸多才の人だったとは。オドロキである。

 たぴおでは、毎年恒例の高田稔個展。
 海を見ている少年と犬の後ろ姿を描いた横長の絵画8点。
 高田さんは毎年春、たぴおで個展を開いている。団体公募展やグループ展で作品を見ることはほとんどない。
 以前は、少年野球を題材にした絵などもあったように記憶しているが、この数年は、海を見つめる少年少女の姿ばかりのようだ。
 そして、あの大震災以来、おんなじ絵でも、持つ意味合いがまったく変わってきたように思う。絵は変わらなくても、見る側の心持ちが大きく異なるのだ。少年が見つめている海原は、親や友だちを飲み込んでいった海なのかもしれないし、関係ないのかもしれない。人物の表情が見えないことが、いろいろな推理、連想を可能にするのだろう。
 5日まで。

 富士フイルムフォトサロンの写真都市 札幌 伊藤也寸志写真展については、すでに昨日アップした。

 このあと、歩いて、西6丁目通、つづいて東屯田通を南9条まで南下した。
 写真展を見て、すっかり札幌のマチ歩きがしたくなったのだ。

 中島公園から地下鉄に乗り、円山公園へ。エスキスでコーヒーを飲み、写真展の出品者と話す。

 帰路、札大に立ち寄るのを忘れていた。 


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