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谷口百馬「農村乙女の像」をさがして―再び冬の旅(5) 2022年1月28日美幌→大空→北見

2022年02月21日 07時09分32秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 美幌滞在は2時間20分。
 時間はありましたが、喫茶店などには寄りませんでした。

 見たかった彫刻が見つかったし、駅舎内では写真展を見て、まずまずさい先の良い旅の始まりです。

 美幌発10時52分発、4659D普通列車。
 無人駅なので、乗り遅れないように気をつけなくてはなりません。
 まだ氷点下12度。なかなか気温の上がらない日のようです。

 
 目指したのは、次の次の駅「女満別 め まんべつ」。
 女満別町と東藻琴村は2006年に合併し「大空町」となりました。
 役場は旧女満別町にあります。

 美幌の隣町に足をのばしたのは、あるとき何かの検索をしていて、大空町広報2013年11月号( http://www.town.ozora.hokkaido.jp/docs/2014122600022/files/ozora2511.pdf )が出てきたためでした。
 役場内に谷口百馬の像があることは、札幌彫刻美術館編の小冊子「北海道の野外彫刻」に記載があります(ただし「農村・乙の像」と誤記されています)が、どうやらこの彫像は、女満別運動公園にも立っているらしいのです。

 女満別から運動公園まで徒歩18分。歩いていってみることにしました。
 冒頭画像は2枚目の右上部分を拡大したもので、オジロワシが枝にとまっているのが見えるでしょうか。
 川は、トマップ川です。
 

 川を渡ると、右手に認定こども園の建物が見えてきます。
 裏庭が広い運動公園ということになります。

 こども園を過ぎると、あまり歩行者がいないらしく、歩道の除雪が行われていませんでした。

 運動公園側も、冬場に利用する人はないようで(まあ、北海道ではふつうのことなんですが)、中に入っていく道がまったくありません。

 園内は40センチ以上はある積雪に覆われており、スキーでもはいていない限りは、とうてい入れないのです。

 
 
 そのまま歩いていくと、木々の切れ目から、公園の中央部分に、立像と台座らしきものがあるのが確かにあわかります。

 
 画像をトリミングして引き伸ばしてみると、左腕を腰に当てたポーズが、どうも「農村乙女の像」のようです。

 しかし、距離がかなりあり、正面から銘板を確認できるポジションもないため、念のため町役場に行ってみることにしました。
 そういうことができるよう、わざわざ金曜日を休んだのです(商店も官庁も、閉まっている可能性の最も低い曜日)。


 なお、大空町には次の野外彫刻があります。
 河田作品はいずれも東藻琴地区。國松明日香作品は女満別空港前です。

河田卓「希望」
河田卓「緑」
河田卓「風」

國松明日香「四季の詩」

(女満別駅前の日時計?





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