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美幌町美富公園から柏ケ丘公園へ 2021年12月4日その6

2022年01月09日 12時58分50秒 | つれづれ日録
(承前)

 「美幌療育病院」でバスを降りて最初に向かったのは「美富公園」(みとみ公園、とも表記)でした。

 「北海道デジタル彫刻美術館」で、「美幌町美富自然公園」に5基の野外彫刻があることが記されていたからです。

 
 スマートフォンのグーグルマップの指図通り、国道の坂を北へとゆっくりと下り、途中で150° 、ジャックナイフのように道を折れて、高台の下を通る道を南下していきます。

 しかし実際には、病院のバス停から、西側の宅地を過ぎたあたりは、美富公園の子ども用ゲレンデという斜面になっており、階段も設置されています(リフトやロープトーなどはない)。
 したがって、ぐるっと遠回りしなくても、停留所から西に歩いていけば、美富公園へまっすぐたどり着くのです。

 
 美富公園は「中ぐらいの公園」です。
 札幌でいうと、あちこちにたくさんある児童公園が「小さな公園」で、円山公園や中島公園が「大きな公園」だとしたら、その中間の規模です。
 東区の北園公園とか、西区の二十八軒公園、厚別区の馬場公園などの大きさをイメージしてもらえたら、そんなに外してはいないと思います。

 なので、園内をちょっと歩けば
「ああ、ここには野外彫刻なんて、ないよな」
ということが、すぐにわかります。

 園内にあるのは、先述のゲレンデや、テニスコート、新しめの大型遊具、駐車スペースなどで、奥は針葉樹の林になっています。
 エゾリスが幹を走り回っていました(冒頭の画像)。

 やれやれ。

 筆者には事前に、ひとつの予想がありました。
 美富公園はあまり大きくないし、美幌でもメジャーな公園とはいえないので、これは「柏ケ丘公園」の誤記ではないのか。

 柏ケ丘公園は「大きな公園」なのです。







 
 柏ケ丘公園の中には、昭和なたたずまいのスポーツセンターをはじめ、立派な野球場、陸上競技場、SL(静態保存)などが点在しています。
 画像は「リンナイチャシ」の展望台。
 案内看板に「北海道100年」とあり、1968年に建てられたもののようです。
 美幌アイヌの勢力は、なかなか強かったようです。

 大きな公園というのは、中を歩きまわるのにも時間がかかります。
 当たり前ですが。

 困ったことに、公園設計者の趣味なのか、園内にはやたらとあちこちに、大きな石が置かれているのです。
 見つけるたびに
「おっ、野外彫刻か?」
と色めき立っては、近づいてみて
「なんだ、ただの石か」
とガッカリすることが何度もありました。

 
 石や石碑はあるのですが、野外彫刻はなかなか見当たりません。

 もともと、北海道デジタル彫刻美術館や各種資料にも、柏ケ丘公園に野外彫刻があるという記述はないのです。

 そろそろ歩きつかれたころ、ビミョーな物体に行き当たりました。




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