北海道新聞2014年10月1日付の「おくやみ」面に載っている、札幌市西区二十四軒の武田貢さんは、日本水彩画会会員、道展会員の水彩画家、武田貢さんのことと思われます。
86歳でした。
武田さんは21世紀初めに札幌に転居するまで室蘭に暮らしていたようです。
1995年には、室蘭市の芸術文化賞を受けています。
室蘭美術協会のメンバーであり、昨年6月にも室蘭市民美術館で個展を開いたばかり。
画風は写実的でオーソドックスなもの。ただし水彩とはいえ弱いところはなく、重厚な描きっぷりでした。
風景が主でしたが、題材は、街中の工事現場、古い家、室蘭の海岸や浜町アーケード、海外の町並みなど、多岐にわたっていました。
武田さんは、道展では、初出品だった1962年に菊華賞、67年に奨励賞を受賞しています。
ただ、図録巻末の年譜を見ても、会友、会員に推挙された年がわかりません。96年にはすでに会員だったはずです。
ことしの道展にも「ベネチア」を出品、衰えを知らない筆つかいでした。
日本水彩画会では、北海道支部長も一時務めていました。
2006年の「雨にも負けず風にも負けず」(60号)は忘れがたい佳作です。
ご冥福をお祈りいたします。
86歳でした。
武田さんは21世紀初めに札幌に転居するまで室蘭に暮らしていたようです。
1995年には、室蘭市の芸術文化賞を受けています。
室蘭美術協会のメンバーであり、昨年6月にも室蘭市民美術館で個展を開いたばかり。
画風は写実的でオーソドックスなもの。ただし水彩とはいえ弱いところはなく、重厚な描きっぷりでした。
風景が主でしたが、題材は、街中の工事現場、古い家、室蘭の海岸や浜町アーケード、海外の町並みなど、多岐にわたっていました。
武田さんは、道展では、初出品だった1962年に菊華賞、67年に奨励賞を受賞しています。
ただ、図録巻末の年譜を見ても、会友、会員に推挙された年がわかりません。96年にはすでに会員だったはずです。
ことしの道展にも「ベネチア」を出品、衰えを知らない筆つかいでした。
日本水彩画会では、北海道支部長も一時務めていました。
2006年の「雨にも負けず風にも負けず」(60号)は忘れがたい佳作です。
ご冥福をお祈りいたします。