北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

「太陽の森 ディマシオ幻想美術館」が新冠に開館

2010年08月06日 22時32分46秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2010年8月6日朝刊、第3社会面から。
 
【新冠】廃校になった小学校を改装し、フランスで活動する幻想画家ジェラール・ディマシオさん(72)の絵画を展示した「太陽の森 ディマシオ幻想美術館」が5日、日高管内新冠町に開館した。縦9メートル、横27メートルの超大作の油絵もあり、開館に合わせて来日したディマシオさんは「とても光栄で感動している」と話した。

 一昨年に廃校になった旧太陽小を町がインターネット上のオークションにかけ、大阪の不動産業者「御隆倶楽部みたかくらぶ」が落札。ディマシオさんと旧知の仲の谷本勲会長(69)が自然豊かな環境にほれ込み、体育館を作品の展示スペースに改装し、教室を収蔵庫にした。

 谷本会長が所蔵する作品約200点のうち、約50点を入れ替えながら展示する。同日はディマシオさんも参加しての記念行事が同館で開かれ(中略)た。

 開館は午前10時~午後5時。火曜休館。入館料300円(小中高生100円)。(以下略)


 一昨日の読売北海道面にも大きな写真が出ていましたし、その数日前には、北海道新聞の胆振日高面にも大きく取り上げられていました。
 美術館では、くだんの油絵を「世界最大」と称しています。
 これをオーソライズするのは難しいでしょうが、相当でかいことは確かでしょう。

 筆者は以前、ルーブル美術館で「カナの婚礼」を見たことがありますが、そのときは
「どうして1枚の絵が、オレの住んでいる部屋の総面積よりもはるかに大きいんだろう」
という貧乏くさい感想をいだいただけでした。

 旧小学校の体育館にこの絵が収まったのも、ほんとうに偶然というか、ぎりぎりだったようです。

 日高地方は、これまで美術の文脈ではほとんど語られたことがなかったと思います。わずかに、浦河の伏木田光夫記念館ぐらいでしょうか。
 ディマシオ幻想美術館が、日高の新しい名所になればいいですよね。


□ディマシオ美術館 http://www.dimaccio-museum.jp/

新冠の旧太陽小、ネット競売で3000万円で落札。大阪の不動産業者「美術館に」 (2009年6月)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。