新型インフルエンザと美術館の対応

　新型インフルエンザ国内感染拡大と民主党代表選のニュースが大きく載っている新聞をひらいていると、1995年1月、山花氏（当時社民党）の新会派騒動が大地震の前に吹き飛んでしまったことと、二重写しになってしまう。

　神戸というところは、ほんとうにいろいろあるなあーと思うのは、筆者だけではないだろう。
　地震以外にも、校門圧死事件、サカキバラ事件、JR脱線など、思い出すのもつらくなるような事件が多い。


　それはさておき、あちこちの学校が休校・休講となり、イベントも中止になっているようだ。
　兵庫県の美術館も、サイトをのぞいてみたら－

・芦屋市立美術博物館
5月17日（日）から平成21年5月22日（金）まで当施設を閉鎖します。

・宝塚市立手塚治虫記念館
５月１８日（月）正午から、当面５月２４日（日）まで臨時休館いたします。

・兵庫県立美術館
当館は神戸市内で発生しました新型インフルエンザによる感染防止のため、当面　５月22日(金)まで臨時休館いたします。

・柿衛文庫
当面　５月２４日（日）まで臨時休館（２５日（月）は通常休館）とさせていただきます。


　神戸新聞のサイトには、ほかにも、芦屋の滴翠美術館、俵美術館などがリストアップされている。

　サイトでは告知のない館も、単に更新がおくれているだけかもしれない。

　いまのところ大阪府では休止している美術館はないようだ。

　佐賀県のように、あらかじめ
「佐賀県や隣県等で新型インフルエンザが発生したときは、感染予防及びまん延防止のため、佐賀県立博物館・美術館は臨時休館することがありますので、あらかじめ御了承ください。 」
と先手を打っているところもある。



　しかし、こんなことを言ったらしかられるというか、けんかを売っているようなものかもしれないが、美術館は「不特定多数の人がたくさん集まるところ」ではないような気がする。少なくとも北海道では。
　一部の人気がある特別展や、講演会などの行事を別とすれば、「人込み」とはとても呼べない空間が多いのではないか。
　むしろ、混雑を避けて美術館へ行こう－と言いたくなるのである。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090516-00000002-jij-soci

新型インフル感染者急増　国内患者、計９６人に(朝日新聞) - goo ニュース