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■セバスチャン・サルガド アフリカ 09Nov・東京(5)

2009年12月09日 22時13分28秒 | 道外で見た展覧会
承前)

 目黒区美術館は目黒駅から数分、東京都写真美術館は恵比寿駅と目黒駅の中間。
 ということで、歩く。
 日の丸自動車学校や伊藤ハムのあたりは以前歩いた記憶があるのだが、いつなんの用事だったかはまったく思い出せない。

 東京都写真美術館に南側(目黒駅側)から入るのは初めてである。
 ところで、北側(ガーデンプレイス側)から出ようとするとき、最初に荷物を預けたコインロッカーが見つけられず、迷ってしまった。
 南側の1階と、北側の2階に、出入り口があるのである。

 サルガド展は、今回東京で見た展覧会の中で、唯一東京っぽい人出の見られたものだった。

 アフリカの最前線で、自然、内戦、飢餓などの現実と真っ向から立ち向かうサルガドの写真はすごい。
 ただ、事前の耳学問で、あまりに「サルガドはすごい」と聞かされていたものだから、いざ実物を前にすると、とくにルポルタージュ写真として革命的だというものではなく、キャパや長倉洋海や広河隆一などの仕事とそれほど違うものではないという気もした。


 なお、同館では、「写真新世紀」展も開かれていた。
 杉山 正直「オレハ・オララ」はおもしろかったが、あとの優秀賞は、よくわからない。というか、審査員が露骨にジブンの作風に近いものを選んでいる、というのは、どうなんだろう。
 写真展としては、さっぽろフォトステージのほうが断然面白かった。


(この項続く)


2009年10月24日(土)-12月13日(日)、月曜休み(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
東京都写真美術館(目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内)

一般 800円、学生700円、中高生・65歳以上600円
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料




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