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話はいささか旧聞に属するが、2012年6月下旬、札幌駅と大通駅を駅前通の地下で結ぶ地下歩行空間の愛称が、公募により「チ・カ・ホ」に決まったという(毎日新聞の記事)。
公共施設などにこの手の愛称を付けるということは、広く行われるようになってきている。
そして、この手のニュースが流れるたびに、ほとんど用いられることのないままになっている愛称について、ひとしきり話題になることも恒例になっている。
私見であるが
「定着した愛称」
と
「忘れられる愛称」
とを分ける法則があるのではないか。
定着した愛称には、たとえば次のようなものがある。
・キタラ(札幌コンサートホール)
・きたえーる(道立総合体育センター)
・ちえりあ(札幌市生涯学習センター)
・かでる2・7(道立道民活動センター)
・つどーむ(札幌市スポーツ交流施設 コミュニテイドーム)
一方、あまり知られていない愛称としては、次のものがある。
・HIROBA(札幌ドーム)
・SORA(札幌コンベンションセンター)
下の二つに共通しているのは
「一般名詞と発音が同じ」
ということである。
これは実は、日常会話ではたいへんに不便なことなのだ。
つまり、
「ヒロバに行く」
と耳にしても、行き先が、一般的な広場なのか、それとも札幌ドームなのか、わからなければ困るからだ。
地下鉄東西線の東札幌駅の近くで、通行人に
「ソラはどちらでしょう」
と尋ねても
「はあ、頭の上にありますよ」
といわれるかもしれない。
反対に、定着した愛称はいずれも、それ自体では、他の意味を持たない。
(「キタラ」は古楽器の名称でもあるが、普通の日常会話ではほとんど出てこない)
したがって、混同のおそれがないのだ。
なお、ここでは、単語をつづめただけの略称(キンビ、芸森など)や、アルファベットの頭文字からなる略称についての考察は省いた。
□札幌駅前通地下広場 http://www.sapporo-chikamichi.jp/
公共施設などにこの手の愛称を付けるということは、広く行われるようになってきている。
そして、この手のニュースが流れるたびに、ほとんど用いられることのないままになっている愛称について、ひとしきり話題になることも恒例になっている。
私見であるが
「定着した愛称」
と
「忘れられる愛称」
とを分ける法則があるのではないか。
定着した愛称には、たとえば次のようなものがある。
・キタラ(札幌コンサートホール)
・きたえーる(道立総合体育センター)
・ちえりあ(札幌市生涯学習センター)
・かでる2・7(道立道民活動センター)
・つどーむ(札幌市スポーツ交流施設 コミュニテイドーム)
一方、あまり知られていない愛称としては、次のものがある。
・HIROBA(札幌ドーム)
・SORA(札幌コンベンションセンター)
下の二つに共通しているのは
「一般名詞と発音が同じ」
ということである。
これは実は、日常会話ではたいへんに不便なことなのだ。
つまり、
「ヒロバに行く」
と耳にしても、行き先が、一般的な広場なのか、それとも札幌ドームなのか、わからなければ困るからだ。
地下鉄東西線の東札幌駅の近くで、通行人に
「ソラはどちらでしょう」
と尋ねても
「はあ、頭の上にありますよ」
といわれるかもしれない。
反対に、定着した愛称はいずれも、それ自体では、他の意味を持たない。
(「キタラ」は古楽器の名称でもあるが、普通の日常会話ではほとんど出てこない)
したがって、混同のおそれがないのだ。
なお、ここでは、単語をつづめただけの略称(キンビ、芸森など)や、アルファベットの頭文字からなる略称についての考察は省いた。
□札幌駅前通地下広場 http://www.sapporo-chikamichi.jp/
北海道の行政の言語センスって、貧しい感じもしますね。
無味乾燥な略語よりはいいという気もしなくもないですし。
筆者は網走のエコーセンターって、わりとスキです。
チカホの普及度は悲観的です。CHKのほうがぴんと来ますチェンネルケーという波及も出来ますしシャネルカーなどとも発音できます。
>北海道の行政の言語センスって、貧しい感じもしますね。
はい。その通りだと思います。まず新しい名称は英語で考えろって言っていますが。役所に染まるとだめだね。
でも、札幌時計台という立派な愛称もあります。(演武場)
まあ、定着した愛称、しない愛称があるのは、やむを得ないかなと思います。
英語もいいけど、高齢者など、とっつきづらいだろうし。
意味不明の英語を考えるぐらいだったら、網走のエコーセンターのようなのは、すっきりしていいなあと思うんですよね。