北海道美術ネット別館

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2022年9月17日は11カ所(3)

2022年09月19日 12時47分27秒 | つれづれ日録
(承前)

 南区方面では、南区芸術祭・札幌市立大会場のほか、真駒内柏丘のギャラリー麒麟と、藻岩下のエフロクブンノイチにも行きたかったのですが、まずは会期末が近づいている中心部を回らなくてはと考え、地下鉄南北線に乗りました。

 冒頭画像は、ギャラリーエッセ(北区北9西4)で18日まで開かれていた、木下士昂書展。
 書展で「撮影OK」と明示してあるのは初めて見たので、撮ってきました。
 字釈のリーフレットも配布していましたが、作品の横にも字釈がある上に、すべて少数字書の漢字でした。
 それより、リーフレットに略歴(●●展理事とか、▲▲展会員とか)が記されていないのが珍しい。この、権威にとらわれない姿勢と、のびやかで気負いのない線質から判断して、長谷川白羊さんや岡田大岬さんに近い書家なのかなと思いました(あとで調べたら、だいたい合ってたみたいです)。

 徒歩で南下。

 スカイホール(藤根凱風遺作展、日本画サークル 翠展2022。18日まで)
→さいとうギャラリー(長谷川雅志個展「日々」など。18日まで)
→三越ギャラリー

 藤根さんは究極の省エネ筆法ともいうべき、余白を生かした作風。
 肩の力が抜けてきますが、単に緩いのではなく、緊張感もあります。

 会場では「九谷焼赤絵 福島武山」展のギャラリートークが行われていたので、そそくさと退出しましたが、どの器も精緻な絵模様が描かれ、すごかったです。19日まで。
 となりで現代アートの版画が展示されていましたが、バンクシーの版画の下に「写真撮影お断りします」という貼り紙があったので笑ってしまいました。バンクシー本人の許可を得て版画にしたわけでもなさそうなのですが。

→ギャラリー大通美術館(中舘侑子展ー風に吹かれて、久守浩司・夕子二人展、舟本一枝キルト展、山下絵里奈展。18日まで)

 中舘侑子さんは英国仕込みの正統的な透明水彩を描く方で、にじみを生かした風景画が美しいです。

 北1条西4丁目からバスで道立近代美術館へ。

 mima 道立三岸好太郎美術館で「1920's-1930's 三岸好太郎が生きた時代」と「アトリエへようこそ」(9月25日まで)を、道立近代美術館で国宝法隆寺展を、それぞれ鑑賞しました。

 法隆寺展は、まだそれほど激込みではありませんでした。
 作品も40点ほどと、古代エジプトに比べて少なく、50分もあればじっくり見ることができると思います。

 バスで札幌駅に出て、PASEO の「牛忠」で夕食。



 このハンバーグはかなりうまかったです。

 北18条に行き、Seasaw Books でトークイベント。
「芸術と福祉」という本があったので、買いました。


 以上11カ所。
 これで、9月にまわったギャラリー・美術館は計42カ所になりました。



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