北海道はようやく気温が下がってきたが、本州各地の猛暑日のニュースが毎日のようにつたわってくる。
1日や2日ならともかく、こうも続くと、いい加減参ってしまうだろう。
熱中症で亡くなられた方もいる。お気の毒さまですとしか言いようがない。
とりわけ、電気代が払えずエアコンが使えなくて亡くなったという話はせつない。
しかし、札幌出身ながら、東京に4年間住んでいた自分としては
「なんで真夏の日中、自宅にいるの?」
と、不思議でしょうがないのだ。
首都圏なら暑さをしのげる場所はいくらでもあるだろう。
電車に乗ってもいいしデパートやショッピングセンターをうろうろしていてもいい。図書館という手もある。もちろん、そこまでたどり着くのが難儀ではあるが、昼のいちばん暑い時期より前に行き、夕方すこし涼しくなってから帰宅すれば、最悪の事態は避けられるのではないか。
涼しい場所といえば、北海道美術ネット別館としては、美術館もおすすめしたい。
もちろん展示室で作品鑑賞ができればそれにこしたことはないが、電気代も払えない人にそれを求めるのはいささか心苦しい。
しかし、美術館のロビーは入場無料である。
むしろ、座りやすいのはロビーの方だったりする。
図録や美術全集などを自由に見ることができる美術館も少なくない。
まあ、毎日おなじ美術館に長時間居座るのはちょっとむつかしいかもしれないが、選択肢のひとつにぜひどうぞ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100824-00000118-mai-soci
処暑なのに…まだまだ猛暑 県内8地点35度超(神戸新聞) - goo ニュース
まー、来るまでが暑いんですけど。
札幌ならギャラリーでも涼めますよね。
でも銀座あたりだと、画廊主から
「こいつ、買う気もないくせに、なんだ」
的な光線が目の辺りからびしばし飛んできそうじゃないですか。
なので、あえて暑い地方の人向けに、美術館に限定して話を進めてみました。