北海道美術ネット別館

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2014年10月25日は10カ所

2014年10月26日 01時23分45秒 | つれづれ日録
 休み。

 いつものように終日を美術展まわりに費やしたが、きょうで終わる展覧会・きょうしか見られない展覧会を優先した結果、あす最終日を迎える展覧会については延期せざるを得ず、回り方がはなはだ非効率的になってしまい、10カ所どまり。
 なんか「最終日の男」になりつつある。

 これじゃダメだと思いつつ、どうにもならない。

 しかも、後半はどの画廊もお客さんで込んでいて、作品を見に行くというよりも、ほかの人の世間話を耳にしながら絵を見たり、ギャラリストや作家さんとお話をしたり、といった感じで、どうもあまり、鑑賞に集中できなかった。
 成果が多かった先週末とは大違いである。


 喫茶十字館→札幌時計台ギャラリー→大同ギャラリー→大和屋・円山北店→ギャラリー山の手→コンチネンタルギャラリー→市資料館→ギャラリーミヤシタ→ギャラリーRetara→あけぼのアート&コミュニティセンター


 十字館は陶とキルトイラスト展
 陶工房白うさぎの飯田順子さんの置物や皿、ブローチなどは、あいかわらずかわいい。
 31日まで。

 最寄りバス停の「西岡3条9丁目」は、いろいろな行き先のバスが来る。
 澄川、福住、月寒中央通、大谷地、そして、札幌駅前。
 筆者が乗ったのは福住駅前行きだった。

 時計台ギャラリーでは小林繁美展
 ちょっと作品数が少ない気はしたが、アフリカ彫刻のような土臭い造形美は健在だった。
 ほかに櫻井マチ子展など。
 25日で終了。


 次の目標は「大和屋 北円山店」。
 やはり25日までの日程で、後志管内倶知安町の林夫妻が「FAF工房展」を開いているのだ。

 ところが、この店は、コーヒー豆などを売っているのだが、北8西19という、どの駅からも遠いビミョーな場所にある。

 ジェイアール北海道バスの「北7条線」が一番近くを走るのだが、土日は1時間に1本しかない。

 次に近い、北5西20に停車する「北5条線」が、20分後に旧西武前を出ることが分かり、それに乗ることにした。
 ちょっとだけあった時間は、大同ギャラリーで学生の書展を見て過ごす。
 島谷雅堂さんの指導である。

 北5西20で降車。
 昔、路面電車が走っていたわりには、静かなかいわいである。
 西20丁目通を北上。
 街路樹が折からの風で、はらはらと黄葉を落とす。
 盛秋から晩秋へと移ろう季節の風情を感じる。

 大和屋に、林夫妻はいらして、あいかわらずお元気そうだった。
 しばらく歓談。
 アトリエにはいま、羊が40頭ほどいるらしい。

 珈琲を試飲させてもらう。
 トラジャがうまい。コーヒー豆を購入する。

 ただし、同店は来月閉店の由。

 歩いて南下する。
 次の目的地はギャラリー山の手。
 同ギャラリーは日祝日休み。筆者は今週土曜が仕事のため、川上直樹展は、きょう見ないと、つぎの機会は最終日になってしまうのだ。

 しかし、北7条線も北5条線もしばらくバスは来ない。
 北1西20まで来て、手稲方面行きのジェイアールバスに乗ることにした。
 9分待ちなら許容範囲だ。

 発寒橋で降車し、ギャラリー山の手へ。
 発寒川沿いの緑地は、紅葉真っ盛りだ。

 ギャラリー山の手での川上さんの個展は2度目。
 芳名録に道立美術館の学芸員の名を見つけて、驚く。
 川上さんは、暗い色をメーンに、壁面と、遠い窓の外の景色を同じ画面に描いた近作をメーンにしていた。静物画の要素もある。

 ふもと橋から地下鉄琴似駅までジェイアール北海道バス。
 琴似→西11丁目、地下鉄東西線。

 大通公園の紅葉も見ごろ。
 まだバラがわずかに残っているのにびっくりだ。

 西11丁目駅前からジェイアール北海道バスで南3西20へ。

 ギャラリーミヤシタで宮崎むつ展
 ススキや草がなびいているような正方形の画面は、前進色の白と、後退色の藍が交錯しあって、ものすごい奥行きが感じられる。これは、印刷物では味わえない感覚だ。
 26日まで。

 宮下さんと、ひさびさに長時間おしゃべり。


 東西線で西18丁目→円山公園。

 Gallery Retaraで、瀬川葉子・高橋佳乃子展。
 瀬川さんは、支持体が紙で絵画インスタレーションを展開しているのだが、穴だらけの紙を見ていると、この素材がいちばん合っているのかなとも思う。
 26日まで。

 またまた東西線で円山公園→西11丁目。西11丁目からじょうてつバスに乗り、南11西11で降車。
 あけぼのアート&コミュニティセンターで、道教大映像研究室の上映会。

 帰りは、ちょうどいい交通手段に乏しい。
 じょうてつバスに乗ったが、真駒内には行かない系統だったので、南22西11で降車。
 市電に乗りかえて幌平橋の近くまで行こうと考えたが、土日の8時台って、すすきの行きは20分間隔でしか走っていないのだ。

 しかたなく、徒歩で南22条大橋をわたり、中の島からタクシーで帰宅した。


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