上野仁奥さんはベテランの画家で、今月いっぱいで閉店となる「まるやまいちば」の2階にアトリエを構えていたから、いまごろ引っ越し作業で忙しくて個展どころではないと思うのだが、逆に、引っ越し前に作品を売って少しでも身軽になりたいということなのかもしれない。
作品のサインのところに制作年が記されていないので確たることは言えないが、新作だけではなく、けっこう以前からの絵が並んでいるのではないかと思った。大小の油彩を中心に、スケッチなども含め、43点。
最近の作は、モティーフの色をざっと塗った上から、ひょろひょろとした線でモティーフの輪郭を描く、枯淡の境地とでも形容すべき、肩の力の抜けたものが多い。「パリのマンション」や、花を描いた静物画がそれにあたる。
もはやここでは、ものの固有の形はどうでもよくなり、画架の向こうに広がる空間の空気だけが大事なものになっているのだと思う。
目をひいたのが、大作「摩周幻想」。深いモスグリーンを、大きな格子状に塗り分けた、いわば構成的抽象風景画とでもいいたくなる作品。摩周湖の場合に構図の鍵となる島は、ここではあまり目立たず、手前の岸にある枯れ木が絶妙のアクセントになっている。
2010年3月23日(火)~28日(日)10:00~7:00(最終日-5:00)
ギャラリー大通美術館(札幌市中央区大通西5 大五ビル 地図A)
作品のサインのところに制作年が記されていないので確たることは言えないが、新作だけではなく、けっこう以前からの絵が並んでいるのではないかと思った。大小の油彩を中心に、スケッチなども含め、43点。
最近の作は、モティーフの色をざっと塗った上から、ひょろひょろとした線でモティーフの輪郭を描く、枯淡の境地とでも形容すべき、肩の力の抜けたものが多い。「パリのマンション」や、花を描いた静物画がそれにあたる。
もはやここでは、ものの固有の形はどうでもよくなり、画架の向こうに広がる空間の空気だけが大事なものになっているのだと思う。
目をひいたのが、大作「摩周幻想」。深いモスグリーンを、大きな格子状に塗り分けた、いわば構成的抽象風景画とでもいいたくなる作品。摩周湖の場合に構図の鍵となる島は、ここではあまり目立たず、手前の岸にある枯れ木が絶妙のアクセントになっている。
2010年3月23日(火)~28日(日)10:00~7:00(最終日-5:00)
ギャラリー大通美術館(札幌市中央区大通西5 大五ビル 地図A)
札幌来てたんですね。
そうやってチャンスは
逃してばかり、、、、。
今日まるやまいちばに、
いかないときっと後悔!
店内をうろつき土産に
メンチカツを購入。
季刊誌「札幌人」春号
札幌のお惣菜屋さんの、
コロッケ巡礼の影響?
最後の一個は、明日の
お弁当に入れます。
、、、、結局
たぴおの高田稔さん、
ギャラリーミヤシタ
1階秋田智江&
2階カワシマトモエの
ダブルトモエ展で
終了しました。
ミヤシタでは今回も
餌ねだりネコ達には
逢えずじまいです。
ケンナさん来ていたみたいですね。
まあ、普通に働いてる限り、午後6時とか6時半からの催しは、縁のないものとあきらめています。