時間の流れや輝きを目で捉えることはできない
けど、彗星は尾を引いて私に時間の流れ方を教えてくれる
1年前の私、10年前の私は消えたわけじゃない
道都大中島ゼミ出身で、同ゼミ生とOBらが毎年開いている「ナカジプリンツ」「ナカジテクス」をはじめ、精力的に制作・発表を続けている若手、瀬川綺羅さんが、中島公園近くのト・オン・カフェで個展を開いていた。
最近は「時間や距離をテーマにしている」と話す瀬川さん。
女の子がたくさん描かれる「女生徒」や、不定形の支持体がユニークな(中島ゼミでは、それほど珍しくない技法ですが)「夜に飛んでく」(冒頭画像)など、楽しい絵が並ぶ。
もっとも、瀬川さんは、彗星を見たことがないらしい。
筆者も
「流れ星ならときどき見るけどなあ」
と思っていたら、話しているうちに、1996年に百武彗星を見たことをふいに思い出した。
双眼鏡を持って、妻と近くの公園に行き、ぼんやりした尾を持つその姿を見たのだった。
記憶を喚起するのは、アートなのか、それとも会話なのか。なんてことを、ちょっと考えたりした個展だった。
2018年9月19日~30日(日)午前10時半~午後9時半(日曜~8時、ラストオーダー30分前)
TO OV cafe / gallery(札幌市中央区南9西3 マジソンハイツ)
□瀬川さんのツイッター @12GAW
□インスタグラム @kiratabako
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ご来場と記事のアップありがとうございました。やはり絶対気づいていないであろう本人になりかわってお礼申し上げます。
私は匂い、香りで記憶がよみがえりますよ。
気づいてないですかね~?
もしかしたらFacebook に記事アップを報告しなかったかもしれません。
良いお年をお迎えください。