北海道新聞2022年1月23日「おくやみ」面の札幌市北区の項に名前が載っている「齋藤由美子さん(79)」は、住所から推して、水彩画の個展を2019年まで毎年開いていた「斎藤由美子さん」のことではないでしょうか。よくある名なので、断定はできませんが。
斎藤さんはもともと、故岸本裕躬さん(札幌。行動美術会員)に絵を習っていて、2000年代に入ってからは毎年のように札幌市資料館で個展を開いていました。
それ以外にもグループ展、団体公募展に出品したり、西岡の画廊喫茶でも個展を開くなど、盛んに活動していました。
彼女の絵は、道ばたや公園、庭に繁茂する植物を写実的に描いたものがほとんどでした。
といっても、ひとつの種に着目するボタニカルアートとも、明暗と奥行きをつけて描写する伝統的な風景画とも異なり、おだやかな光と奥行きを欠いた画面のなかで、どの植物も平等な視線でとらえるのが特徴でした。その低く、堅実な視線は、他の画家にないものでした。
とはいえ、根室出身の高坂和子さんの名を引き合いに出して高く評価しているのはどうやら筆者だけだったようで、道展や日本水彩画会展などでもおおかた「入選」どまり。入賞になったことはほとんどありません。
そのせいか、自分は画家だというようなふるまいは全くなく、とても控えめで腰の低い方でした。
※この段落について、水彩画家の方から以下の指摘がありました。おわびして訂正します。
なんとか、彼女の絵と名前をもっと多くの人に知ってほしくて、毎年のようにこのブログで紹介してきたのですが(下にたくさん紹介してあるので、リンク先を見てください)。
残念です。
過去の関連記事へのリンク
■斎藤由美子水彩画展 (2019)
■第16回斎藤由美子水彩画作品展 (2017)
■斎藤由美子 水彩画作品展 (2017年6月)
■第14回斎藤由美子水彩画展 (2015)
■第13回斎藤由美子水彩画作品展 (2014)
■第8回斎藤由美子水彩画作品展 (2009)
※以下、画像なし
■第6回(2007年)
■第16回こもれび会展(2007年)
■第14回こもれび会展(2006年)
■第10回木もれ日会展
■2003年の個展
■第8回木もれび会展(2003年)
■第7回木もれび会展(2002年)
斎藤さんはもともと、故岸本裕躬さん(札幌。行動美術会員)に絵を習っていて、2000年代に入ってからは毎年のように札幌市資料館で個展を開いていました。
それ以外にもグループ展、団体公募展に出品したり、西岡の画廊喫茶でも個展を開くなど、盛んに活動していました。
彼女の絵は、道ばたや公園、庭に繁茂する植物を写実的に描いたものがほとんどでした。
といっても、ひとつの種に着目するボタニカルアートとも、明暗と奥行きをつけて描写する伝統的な風景画とも異なり、おだやかな光と奥行きを欠いた画面のなかで、どの植物も平等な視線でとらえるのが特徴でした。その低く、堅実な視線は、他の画家にないものでした。
とはいえ、根室出身の高坂和子さんの名を引き合いに出して高く評価しているのはどうやら筆者だけだったようで、道展や日本水彩画会展などでもおおかた「入選」どまり。入賞になったことはほとんどありません。
そのせいか、自分は画家だというようなふるまいは全くなく、とても控えめで腰の低い方でした。
※この段落について、水彩画家の方から以下の指摘がありました。おわびして訂正します。
斎藤さんは2006年第94回日本水彩展において初入選、奨励賞を受賞されました。一般応募者数が約800点あり、その中で奨励賞10名に選ばれるのは至難でした。その後、3回の入選を経て異例の早さで会友になられました(会友推薦となりましたが、辞退されそのまま退会されました)。
なんとか、彼女の絵と名前をもっと多くの人に知ってほしくて、毎年のようにこのブログで紹介してきたのですが(下にたくさん紹介してあるので、リンク先を見てください)。
残念です。
過去の関連記事へのリンク
■斎藤由美子水彩画展 (2019)
■第16回斎藤由美子水彩画作品展 (2017)
■斎藤由美子 水彩画作品展 (2017年6月)
■第14回斎藤由美子水彩画展 (2015)
■第13回斎藤由美子水彩画作品展 (2014)
■第8回斎藤由美子水彩画作品展 (2009)
※以下、画像なし
■第6回(2007年)
■第16回こもれび会展(2007年)
■第14回こもれび会展(2006年)
■第10回木もれ日会展
■2003年の個展
■第8回木もれび会展(2003年)
■第7回木もれび会展(2002年)
この方の水彩は大好きだっただけに、とても残念なことです。
私は庭の植物をテーマにした、アンティミストのような印象を持っていました。