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道展会員、枝幸の佐々木長政さんが地元で個展

2013年04月13日 07時08分09秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞、2013年4月8日留萌・宗谷面から。
 宗谷管内枝幸町在住で、道展会員の佐々木長政さんが、地元枝幸町のオホーツクミュージアムえさしで、4月7日から個展を開いているそうです。
 5月7日まで、午前9時から午後5時まで。月曜休みで、観覧無料。

 以下、記事から引用します。

(前略)
 佐々木さんは大漁旗や浮き球、古びた漁具などを描く連作「オホーツクの詩」に30年にわたり取り組むなど、油彩を中心に、地元の風景や人々を写実的かつ叙情的に描いてきた。

 色紙画や4号の小品から100号の大作まで25点を出展した。朝日に照らされた静かな海辺を描いた「なぎのオホーツク海」、鮮やかな大輪の「自宅育ちのひまわり」などの新作もある。また、代表作も木々や空の濃淡を濃くするなど修正して再出展したという。

 会場には絵のモチーフとなった古い漁具なども展示。佐々木さんは「厳しい自然の中で懸命に働く漁師の汗の染み込んだ道具に、子供たちが興味を持ってくれたら良いですね」と期待する。(以下略)


 佐々木さんは浮き玉や浮き輪、魚網といった、浜辺らしいモティーフを並べた静物画のシリーズ「オホーツクの詩」を毎年、道展に出品している。時おり、風景画もある。
 1987年に道展で佳作賞を受賞。88年に会友となり、91年、会員。

 それにしても、枝幸 え さし町は、宗谷地方では稚内に次いで大きな町で、「宗谷南部の中核都市」を自認しているが、人口は9千人ほど。旭川から180キロも離れ、鉄道も廃止されている。
 そんな、画材の入手にも苦労しそうな土地にも、道展会員がいて、一人コツコツと油絵を描いている。そういう地方文化の存在を、筆者は頼もしく思う。
 道展、全道展、新道展の団体公募展の会員は、ときに思わぬ小さな町にもおり、それぞれの地元で絵を教えるなどして、文化の底上げに貢献しているのだ。


関連ファイル
□北海道新聞旭川支社のインタビュー http://asahikawa.hokkaido-np.co.jp/human/20100404.html
 


・枝幸バスターミナルから約1.5キロ、徒歩20分
(都市間高速バスで札幌から5時間、旭川から3時間35分) 


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