(承前)
道立函館美術館で見た「鎌田俳捺子展」。
感想はのちほどくわしく書きたいと思いますが、結論から言うと、最高でした。
年末恒例の「ことしのベスト5」入りはほぼ間違いなし-というぐらい、感動しました。
会場の最初のほうでは、とくに感慨もなく
「長時間運転してきたから、あたまが疲れていて、感性が鈍っているのかなあ」
などと、ぼんやり考えていましたが、90年代以降の絵はすばらしかったです。
無理して函館まで来てほんとに良かったなあと思いました。
せっかく函館まで来たので、いしい画廊と文林堂画廊にも足を伸ばしました。
いしい画廊は、市場の裏側にある古い建物だと思っていたら、最近建て替えられたんですね!
画廊の中では、おもに道教大函館校で彫刻を学んだ人たちによるグループ展がひらかれていました。
ぐうぜん、函館のベテラン画家、三箇三郎さんにお会いしました。行動展の文字が入ったジャンパーを着ていらしたのですぐ分かりました。三箇さんは、ことしの12月から、函館美術館で個展があります。それで活力がわいたのでしょうか、80歳を越していらっしゃるはずなのに、とてもお元気でした。
そのあとで、画材屋の絵画堂さんに顔を出しました。
いずれも、丸井今井やダイエーのある、函館の中心街にあります。
テーオーに寄ったら、4階に文教堂書店が入っていました。
森文化堂がつぶれてからというもの、函館の本好きはどうしていたんだろうと心配していましたが、そこそこの規模の本屋さんができてよかったですね。
それから北斗市へ。
とちゅう、ラッキーピエロでチャイニーズバーガーを食べて昼食にしました(冒頭画像)。
ラッキーピエロは「ラッピ」と略される、函館地場のハンバーガーチェーンで、GLAYのメンバーもよく通っていたことで有名です。
たしかに、うまい。
上磯の文化センターで、鵜川五郎さんの小品展を見ました。
以前にも書きましたが、鵜川さんは北海道のブリューゲルとも形容すべきすごい画家で、もっと多くの人に知られてほしい存在です。
小品展は、ペンや墨による単色の作品がほとんどですが、人間の内奥をえぐるような鋭い線は、どこかゴヤの晩年の絵を思わせ、鵜川さんらしいと感じました。
ところで、鵜川さんの作品が、旧大野町の「せせらぎ温泉」にあるという情報を得ていたので、寄ってみることにしました。
地図を見ると、旧上磯町と旧大野町をむすぶ道道があります。
道道なので、ちゃんとした道だろうと思っていたら、走っているとどんどん幅が狭くなって、ところどころに待避場所のある細い道になってしまいました。本州ではときどきありますが、道内でこんな幹線道路はめったにありません。多少遠回りでも国道などを通った方がよかった…。
せせらぎ温泉のロビーに、たしかに鵜川さんの絵が展示してありました。
また、やはり旧大野町にお住まいの画家、長内さゆみさんの絵もありました。
受付の女性に
「すいません、ロビーの絵を見せてほしいんですけど」
と言ったら、ちょっとけげんそうな顔をしていましたが、快く入れてくれました。
いやあ、時間があったら、ひと風呂あびてきたかったなあ。
さて、帰ります。
今回、車で行ったのは、北斗市のほか、帰路室蘭に立ち寄る目的があったためでした。
帰りも八雲から高速に乗り、室蘭でおりて、白鳥大橋をわたりました。
迷った末に文化センターにたどりつきましたが、見るつもりだった室蘭美術協会新人展は午後4時で終わっていました。orz
早く終わると知ってたら、230号(中山峠)経由で帰ったのに…。
ふところがさびしくなってきたので、登別室蘭インターから乗った高速道は恵庭でおりました。
それにしても、室蘭の景観って、おもしろいですね。
古い巨大な工場とか、斜面に張り付いた家々など、なんだか宮崎駿映画の舞台みたい。
そのうちまた訪れたいです。
道立函館美術館で見た「鎌田俳捺子展」。
感想はのちほどくわしく書きたいと思いますが、結論から言うと、最高でした。
年末恒例の「ことしのベスト5」入りはほぼ間違いなし-というぐらい、感動しました。
会場の最初のほうでは、とくに感慨もなく
「長時間運転してきたから、あたまが疲れていて、感性が鈍っているのかなあ」
などと、ぼんやり考えていましたが、90年代以降の絵はすばらしかったです。
無理して函館まで来てほんとに良かったなあと思いました。
せっかく函館まで来たので、いしい画廊と文林堂画廊にも足を伸ばしました。
いしい画廊は、市場の裏側にある古い建物だと思っていたら、最近建て替えられたんですね!
画廊の中では、おもに道教大函館校で彫刻を学んだ人たちによるグループ展がひらかれていました。
ぐうぜん、函館のベテラン画家、三箇三郎さんにお会いしました。行動展の文字が入ったジャンパーを着ていらしたのですぐ分かりました。三箇さんは、ことしの12月から、函館美術館で個展があります。それで活力がわいたのでしょうか、80歳を越していらっしゃるはずなのに、とてもお元気でした。
そのあとで、画材屋の絵画堂さんに顔を出しました。
いずれも、丸井今井やダイエーのある、函館の中心街にあります。
テーオーに寄ったら、4階に文教堂書店が入っていました。
森文化堂がつぶれてからというもの、函館の本好きはどうしていたんだろうと心配していましたが、そこそこの規模の本屋さんができてよかったですね。
それから北斗市へ。
とちゅう、ラッキーピエロでチャイニーズバーガーを食べて昼食にしました(冒頭画像)。
ラッキーピエロは「ラッピ」と略される、函館地場のハンバーガーチェーンで、GLAYのメンバーもよく通っていたことで有名です。
たしかに、うまい。
上磯の文化センターで、鵜川五郎さんの小品展を見ました。
以前にも書きましたが、鵜川さんは北海道のブリューゲルとも形容すべきすごい画家で、もっと多くの人に知られてほしい存在です。
小品展は、ペンや墨による単色の作品がほとんどですが、人間の内奥をえぐるような鋭い線は、どこかゴヤの晩年の絵を思わせ、鵜川さんらしいと感じました。
ところで、鵜川さんの作品が、旧大野町の「せせらぎ温泉」にあるという情報を得ていたので、寄ってみることにしました。
地図を見ると、旧上磯町と旧大野町をむすぶ道道があります。
道道なので、ちゃんとした道だろうと思っていたら、走っているとどんどん幅が狭くなって、ところどころに待避場所のある細い道になってしまいました。本州ではときどきありますが、道内でこんな幹線道路はめったにありません。多少遠回りでも国道などを通った方がよかった…。
せせらぎ温泉のロビーに、たしかに鵜川さんの絵が展示してありました。
また、やはり旧大野町にお住まいの画家、長内さゆみさんの絵もありました。
受付の女性に
「すいません、ロビーの絵を見せてほしいんですけど」
と言ったら、ちょっとけげんそうな顔をしていましたが、快く入れてくれました。
いやあ、時間があったら、ひと風呂あびてきたかったなあ。
さて、帰ります。
今回、車で行ったのは、北斗市のほか、帰路室蘭に立ち寄る目的があったためでした。
帰りも八雲から高速に乗り、室蘭でおりて、白鳥大橋をわたりました。
迷った末に文化センターにたどりつきましたが、見るつもりだった室蘭美術協会新人展は午後4時で終わっていました。orz
早く終わると知ってたら、230号(中山峠)経由で帰ったのに…。
ふところがさびしくなってきたので、登別室蘭インターから乗った高速道は恵庭でおりました。
それにしても、室蘭の景観って、おもしろいですね。
古い巨大な工場とか、斜面に張り付いた家々など、なんだか宮崎駿映画の舞台みたい。
そのうちまた訪れたいです。
ヤナイさんは室蘭に初めて行ったのですか?
お仕事柄、道内の主要な市はみんなご存じと思い込んでました。私事ですがまだ若かった頃、3年くらい
室蘭に住んでいたことがあります。
今度行かれたら、ぜひ、崖の上を通る観光道路を走ってみてください。また別のムロランです。
1回目は、先日の登別の帰り。
いずれにしても、ちょっと寄っただけで、ほとんど滞在したという感じではないです。
たしかに、意外と思われるかもしれませんねー。
道内の人口10万前後以上の都市で行ったことのないのは室蘭だけでした。
もちろん、何十回となく通過してましたが。
あと、道内の市では、根室と稚内が未踏の地です。
天塩や豊富、各離島なども行ったことがありません。
羨ましいです・・。
室蘭は夫の出身地でして、意味もなく景色を見に連れていかれました。
造船所とか、円くて古い小学校とか。
そういうところに白くて新しい白鳥大橋が架かっていて近未来みたいです。
自動車専用道もシュールだし、シャッター街のアーケードもぞくぞくします。
これはもう、小樽と並ぶすごさではないかと。
またぜひ一度ゆっくり行きたいなあ。