北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

【告知】Ten-ten 2014 in SAPPORO 書 imagined! (7月22~27日/29日~8月3日、札幌)

2014年07月17日 07時07分07秒 | 展覧会等の予告
 'Ten-ten' is avant-gard calligraphy exhibition that held at Sapporo city.
 Twenty six acant-gard calligraphy makers from all Japan and one paitner will take part in this exhibition.

part 1 : July 22 (Tue) - 27 (Sun) 10:00am - 6:00pm
gallery talk : July 22 2:00pm

part 2 : July 29(Tue) - August 3 (Sun) 10:00am - 6:00pm(last day to 4:00pm)
gallery talk : July 29 2:00pm

at Continental gallery (S1W11,Chuo-ku,Sapporo-shi)



 札幌国際芸術祭の期間中は、連携事業であるか否かを問わずさまざまな展覧会や催しが開かれる。
 その中でもこれは、かなり異色の展覧会の部類に入るだろう。「前衛書」と呼ばれる分野の作家が、道内はもとより全国から集結するのだ。これほどの規模の前衛書の展覧会は、東京でもめったにないだろう。
 さらに、抽象画家で、「地」と「図」の関係について考察を促す作品を作り続けている江川博さんが、会期前後半を通じて参加する。

 前衛書は、書の一分野で、文字を書くことにこだわらない。
 墨象が、一見文字に見えなくてもやはり文字を書いているのに対し、いわばもっと過激な分野である。
 ただし、そこは書であるから、運筆の基礎というか根っこには、やはり漢字やかなの書があるといえる。
 日本の書道界で大きな団体公募展である読売書法展には、前衛書の作家はおらず、ほぼすべての書家は毎日書道展に出品している。

 現代美術の愛好者にとって、書はふだんほとんどなじみのない分野だろうが、幸いにして前衛書は、抽象画を見るのと同じような気持ちで接することができる。むろん、漢字やかな書の素養があればよりよく鑑賞できるのだろうが、別になくてもかまわないと筆者は思う。
 会場は、国際芸術祭の会場の一つである札幌市資料館から歩いて4、5分ほどのギャラリーなので、期間中に札幌を訪れた人は、ちょっとのぞいてみてはいかがだろうか。


PART 1 7月22日(火)~27日(日)午前10時~午後6時
ギャラリートーク 22日午後2時
レセプション 同5時半
赤池艸硲(静岡) 笠田邦園(島根) 鎌田恵山(愛媛) 川邊艸笛(大阪) 喜代吉鐵牛(島根) 榛葉壽鶴(静岡) 外林道子(東京) 竹下青蘭(北海道) 田中一瑶(神奈川) 原雲涯(長崎) 東原吐雲(香川) 宮村弦(静岡) 八重樫冬雷(北海道) 招待作家:江川博(北海道)

PART 2 7月29日(火)~8月3日(日)午前10時~午後6時(最終日~午後4時)
ギャラリートーク 29日午後2時
レセプション 同5時半
石井抱旦(神奈川) 江草幽研(兵庫) 遠藤泉女(岐阜) 佐伯孝子(兵庫) 塩崎学(北海道) 田岡楚香(東京) 高橋彰子(神奈川) 谷川ゆかり(兵庫) 友葭良一(福井) 中西浩暘(兵庫) 中村紫泉(北海道) 山本大廣(福井) 和田彩(兵庫) 招待作家:江川博

ワークショップ「作って飾ろう前衛書」 7月23日(水)、26日(土)、30日(水)、8月2日(土)午後2~3時

コンチネンタルギャラリー(札幌市中央区南1西11 コンチネンタルビル地下)


 パフォーマンス(高橋彰子) 7月4日(金)午後3時、ミュージックテント(大通西2)




・地下鉄東西線西11丁目2番出口から徒歩1分
・市電「中央区役所前」降車すぐ
・じょうてつバス「西11丁目駅前」すぐ

・札幌市資料館から約370メートル、徒歩5分


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。