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津別から相生へ オホーツク小さな旅(55)

2012年09月02日 23時06分24秒 | つれづれ日録
(承前)

 町営バス車庫(冒頭画像)でおりて、30分ほど後に来る、町営バスの相生線に乗り継ぎ。
 相生線は、先ほど通った津別町役場のターミナルが始発である。したがって、津別町役場のターミナル-町営バス車庫間は重複区間ということになる。

 ここで危なかったのは、バス停の前に立ってバルザックの文庫本を読んでいたら、ブーッと反対側にお目当てのバスがやって来たことだ。
 あわてて走ったが、もし広い道路だったら乗りそこねていただろう。

 そもそも、津別町営バスのバス停には、町営バス全体の時刻表は掲示してあるが、行き先が明示されていない。
 筆者のような町外の人間が利用することが、想定されていないのだろう。

 バスの乗客は、お年の女性が2人と、町職員とおぼしき男性が1人だけ。
 冷房がガンガン入っている。
 この涼しさは、ちょっとなつかしい。
 いまは世の中がすっかり節電モードになってしまい、銀行でもコンビニエンスストアでも一般の商店でも、エアコンが効いていることがめったになくなっているからなあ。

 車内は2人掛けのシートが並んでいて、路線バスというよりは、市町村教育委員会の送迎バスのような雰囲気である。
 乗降口は前に1カ所あるだけだ。
 それにしても、乗客が筆者以外3人だけとは。
 昔、国鉄の線路があったとは思えない。

 車窓には引き続き豊かな畑が広がるが、集落らしい集落は本岐だけ。
 終点の相生地区は、以前も書いたが、空き家が目立つ。
 同地区は、郵便局はあるが、一般の商店はなく、「道の駅」が簡便なコンビニエンスストアのような店を兼ねて、菓子や野菜、酒などを売っている。

 バスは、道の駅の前(阿寒木材前)を通り過ぎてから、左折して相生市街に入り、北上して、道の駅の裏側にある旧北見相生駅前に着いた。





 「道の駅あいおい」内に、手打ちそば屋があったので、早めの昼食。味はふつうだった。


 誤算だったのは、相生地区から「シゲチャンランド」まではすぐだと思っていたのだが、実際歩いてみると20分近くかかったこと。
 終点まで行くよりは、ひとつ手前の「小川商店前」で降車した方が、少し近い。
(ただし、このバス停の前に、商店は存在していない)

 このへんは自動車で何度も通っており、時速60キロだと、相生の道の駅からシゲチャンランドまであっという間なのである。
 車だと感覚が狂うなあと、あらためて思ったのであった。






 バス停は次の通り。
豊永バス車庫(町営バスセンター前)
共和会館前
高校前
木材工芸館前
5線
7線
一基線
恩根入口
双葉会館
沼沢入口
本岐保育所前
本岐
小桜橋
宮崎前
大昭たいしょう会館前(車内表示は「大昭会館」)
河本前
大昭
開拓
金山前
布川
上田前
藤井前
溝口前
阿寒木材前
小川商店前
(終着の少し手前に、臨時停留所がある)
相生


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