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【告知】野又圭司展-生きるためにすべてを放棄- (2012年10月6~29日、札幌)

2012年10月08日 22時48分48秒 | 展覧会等の予告
Keiji Nomata exhibition
To abandan all things for living

2012 October 6 (Sat) - 29 (Mon) noon - 6pm, closed on Tuesday
at Gallery Retara(MOMA place,N1W28,Chuo-ku,Sapporoshi-city)


 野又圭司さんは、異色の美術家だと思う。
 空知の山あいに住み、大きなインスタレーションや立体造形作品を精力的に発表している。
 2004年の「札幌美術展」では、小屋というか、部屋を札幌市民ギャラリーに造ってしまったほどで、もちろんでかければいいということではないのだが、スケールの大きさは道内の作家でも屈指だと思う。 

 あえて分類すると「社会派」だろうか。貧困、消費者金融、インターネット社会、グローバリズムといった大きな問題に正面からぶつかっていく。それが、単なる「解釈オチ」「絵解き」で終わらないのは、やはり作品そのものが力をはらんでいることと、野又さんの抱く思いが真摯で強いからだろうと思う。

 先に本郷新記念札幌彫刻美術館が開いた「となりのひと」展では、孤立する都市生活者たちの現状をえぐる立体造形作品を出品した。
 案内状には、この作品の一部とおぼしきトイレの模型が写っている。
 実際に出品されているのは、果たしてどんなものなのだろうか。


2012年10月6日(土)~29日(月)正午~午後6時、火曜休み
ギャラリーレタラ(札幌市中央区北1西28 MOMA place 3階)



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・地下鉄東西線「円山公園」駅の2番もしくは3番出口から450メートル、約6分
・同「西28丁目」駅の3番出口から550メートル、約7分
・中央バス、ジェイアール北海道バス「円山第一鳥居」から720メートル、約9分


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