北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

天皇コラージュ訴訟の「遠近を抱えて」、連作全14枚 初公開 きょうから高岡で

2009年12月16日 12時17分11秒 | 新聞などのニュースから
 asahi.comより。富山県版の記事のようです。
 情報は、Twitterのedition1さんから。感謝。

 昭和天皇の写真をコラージュして表現の自由などをめぐる論争を呼び起こした連作版画「遠近を抱えて」が、16日から高岡市内の画廊で展示される。訴訟にも発展した、県立近代美術館の閲覧拒否などから23年ぶりの「里帰り」展示で、連作14枚の全作品が初めて展示される。

 作品は、富山市出身の美術家・大浦信行氏(60)が昭和天皇の青年期からの肖像写真を原爆のキノコ雲や女性のヌード、頭蓋骨ずがいこつ曼荼羅まんだら図などと組み合わせ、リトグラフと一部シルクスクリーンで描いた。1986年に同美術館の企画展示で10点が発表され、収蔵された後に県議会での一部県議の批判を受けて非公開とされた。右翼団体の抗議もあり、美術館は作品売却や図録焼却に踏み切った。(以下略)


 富山市ではなく、富山県第二の都市である高岡市(人口はおよそ18万人)というところが、微妙です。

 この作品については、下のリンクを貼ったエントリでくわしく書いています。
 見方によっては、この朝日の記事のように「刺激的」かもしれませんが、誰が見ても裕仁天皇の名誉を毀損しているとか、顔に細工をしていて侮辱的である-というほどのものではないようです。
 なんとか、公開が無事に済んでくれればいいですね。

 19日には、針生一郎さんと大浦さんの対談もあるそうです。針生さん、元気だなあ。
 会場は、高岡の画廊「七本杉」。


http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000912160002


関係のエントリ
天皇コラージュ展示を自粛 -沖縄県立博物館・美術館が大浦信行作「遠近を抱えて」の展示を拒否(2009年4月)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。