北海道美術ネット別館

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■花のある暮らし 身近な自然と暮らし(6月26日まで)

2009年06月20日 19時47分37秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 Ager(アゲル)に来る最大のたのしみのひとつに、今回は舟見さん、どんなレイアウトにしているかなーというのがある。
 けっして広い店ではないのだけれど、2週間の展示替えのたびに台などの配置を変えて、大胆にレイアウトを改変しているのがすごい。

 しかし、しばし会場の中にいて舟見さんとお話しているうちに、なにやらフクザツなきもちになることもある。
 ここにならんでいる品々は、わたしたちの生活を豊かにしてくれるものばかりだ。
 だけれど、肝心の筆者の暮らしぶりはというと、家の中は散らかっているし、筆者はせわしなく走り回っているばかりでこれっぽっちも余裕がない。ボロ家に住んでいるわけではないのだが、空間的にも時間的にも貧しいなあと思うのである。

 まあ、そんな個人的な感慨はおいといて、今月は「庭と花」がテーマ。
 北広島で穴窯を使い、道内の土を使ったオブジェなどを意欲的につくり続けている上ノ大作さんのびんやふたものなどがずらーっとならんでいます。

 焼き締めなので、「土でつくった!」という感じが強くしますね。


          


 このほか、樺澤京子さんのかごと、木村環さんの鉛筆画も展示されています。

 木村さんは、舟見さんが設定した「種」というテーマで、幻想的な世界を表現しています。
 彼女にしては着彩の多い絵です。もちろん、どぎつい色は使われていませんが、モノクロに色を足したという感じはまったくなく、自然な色合いです。
 筆者は、木村さんの絵に、ものすごい悪意と皮肉を感じるときと、心いやす優しさを感じるときとがあるのですが、今回の展示作はどれをとっても透き通ったような優しさに充ちていると思いました。


2009年6月16日(火)~26日(金)10:00-19:00(日曜、最終日-17:00まで)、定休日:22日(月)
クラフトAger (北区北7西6 地図A)



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