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坂坦道「牧歌」 岩見沢の野外彫刻(5)

2020年06月19日 07時15分43秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 1963年、岩見沢ライオンズクラブからの寄贈。
 岩見沢市文化会館の前庭に立っています。

 どうやら素材はセメントのようです。半世紀以上たつわりには、状態は良いほうだと思います。

 長いドレスを身にまとった女性が、軽く片脚を出して立ち、かたわらには羊が寄り添っています。
 右腕を腰に、左腕を左肩に置いています。
 題のとおり、のんびりした雰囲気の作品で、写実的な造形の多いこの作家にしては、肉付けがおおまか。
 セメントという素材のせいかもしれません。

 坂坦道は、札幌の羊ケ丘展望台にある「丘の上のクラーク像」で知られる彫刻家(1920~98)。
 全道展・新制作協会関係者の多い道内彫刻界で、道展・日展系の彫刻家として重きをなしました。
 下のリンクにあるように、道内各地に野外彫刻が設置されています。


 岩見沢の野外彫刻で、手元に画像があるのは以上のみ。
 ほかにもたくさんの作品が設置されているようなので、いつかゆっくりとまわってみたいです。


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参考
□坂家三代の芸術家 http://saka-tandou.com/index.html



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