北海道新聞3月10日「おくやみ」面の、オホーツク管内訓子府町の項に載っている角茂子さん(78)は、オホーツク美術展会員で、落ち着いた風景画を制作していた角さんと思われます。
角さんは1944年(昭和19年)北見市生まれで、小学生のころ、おとなりの訓子府に移り住みました。
30代半ばで絵筆を執り始め、80年に絵画サークル「木曜会」を町内有志で結成。
オホーツク美術協会(当時は全北見美術協会)に出品し、会員になるとともに、道展の油彩部門にも1989年から2003年まで連続で入選していました。
公募展に出すだけでなく、北見市内の喫茶店で10年代初めまで、毎年のように個展を開いていました。
角さんの絵は、雪解けの畑など、何の変哲も無い町内の風景を題材にしています。
いわゆる名所や絶景ではなくても、身近にこんなに美しい風景があるということを、静かに教えてくれる絵でした。
オホーツク美術展には、穏やかでオーソドックスな筆遣いで、地元の風景画を描き続けているベテランが何人もいます。
そのひとりである女性の描き手が亡くなったことは残念でなりません。
おくやみを申し上げます。
角さんは1944年(昭和19年)北見市生まれで、小学生のころ、おとなりの訓子府に移り住みました。
30代半ばで絵筆を執り始め、80年に絵画サークル「木曜会」を町内有志で結成。
オホーツク美術協会(当時は全北見美術協会)に出品し、会員になるとともに、道展の油彩部門にも1989年から2003年まで連続で入選していました。
公募展に出すだけでなく、北見市内の喫茶店で10年代初めまで、毎年のように個展を開いていました。
角さんの絵は、雪解けの畑など、何の変哲も無い町内の風景を題材にしています。
いわゆる名所や絶景ではなくても、身近にこんなに美しい風景があるということを、静かに教えてくれる絵でした。
オホーツク美術展には、穏やかでオーソドックスな筆遣いで、地元の風景画を描き続けているベテランが何人もいます。
そのひとりである女性の描き手が亡くなったことは残念でなりません。
おくやみを申し上げます。