明るさと、肯定的なエネルギーに満ちた絵画を制作しつづけている札幌の藤野さん。抽象画ですが、誰にでも親しめる作品ではないかと思います。
作風にはやはり変化があって、以前は、画面にもうすこし粗密があって、ダイナミックな構成をもっていました。
ここ数年は、細かい線が全体を覆いつくし、混沌とした宇宙のような、オールオーバーな画面づくりになっているようですが、今回は、以前のような構成が、やや復活してきているという印象をもちました。
冒頭の画像は大作「宙 トンボは天才ピアニスト」ですが、これでは細部がわからないでしょうから、一部分を拡大した画像をお見せします(とくべつ、この部分をえらんだ理由はないです)。
下の画像の、手前は「宙 3つのオーケストラ」。
藤野さんの近作にはめずらしく、ずいぶん白がめだつ作品です。
よーく見ると、バイオリンやはしごが描かれていますが、全体としては、そういうモティーフに頼ることなく、音楽的なひろがりを感じさせる1枚になっていると思います。
ほかにも、「宙 蜻蛉のやかた」「宙 ある晴れた日に」など、「宙」をあたまにつけた題の作品がほとんどでした。
これは、デジタルカメラで撮った小品の画像を、立方体(さいころ形)に折り曲げ、ぐるぐる回るようにしたもの。
遊び心あふれる、天球儀のような作品です。
壁にかかっている絵は、元になったもの。
また、右側の立方体は、透明なケースのなかで浮かんでいるように見えます(じっさいは、裏側に支柱があって、立体を支えています)。
藤野さんは美術文化協会と新道展の会員。
時計台ギャラリーでは、毎年個展をひらいており、今回のように大作をそろえた展覧会と、小品中心の展覧会を交互に開催しています。
10月30日(月)-11月4日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
■2004年の個展
■03年秋の個展
■03年春の個展
■02年の個展
作風にはやはり変化があって、以前は、画面にもうすこし粗密があって、ダイナミックな構成をもっていました。
ここ数年は、細かい線が全体を覆いつくし、混沌とした宇宙のような、オールオーバーな画面づくりになっているようですが、今回は、以前のような構成が、やや復活してきているという印象をもちました。
冒頭の画像は大作「宙 トンボは天才ピアニスト」ですが、これでは細部がわからないでしょうから、一部分を拡大した画像をお見せします(とくべつ、この部分をえらんだ理由はないです)。
下の画像の、手前は「宙 3つのオーケストラ」。
藤野さんの近作にはめずらしく、ずいぶん白がめだつ作品です。
よーく見ると、バイオリンやはしごが描かれていますが、全体としては、そういうモティーフに頼ることなく、音楽的なひろがりを感じさせる1枚になっていると思います。
ほかにも、「宙 蜻蛉のやかた」「宙 ある晴れた日に」など、「宙」をあたまにつけた題の作品がほとんどでした。
これは、デジタルカメラで撮った小品の画像を、立方体(さいころ形)に折り曲げ、ぐるぐる回るようにしたもの。
遊び心あふれる、天球儀のような作品です。
壁にかかっている絵は、元になったもの。
また、右側の立方体は、透明なケースのなかで浮かんでいるように見えます(じっさいは、裏側に支柱があって、立体を支えています)。
藤野さんは美術文化協会と新道展の会員。
時計台ギャラリーでは、毎年個展をひらいており、今回のように大作をそろえた展覧会と、小品中心の展覧会を交互に開催しています。
10月30日(月)-11月4日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
■2004年の個展
■03年秋の個展
■03年春の個展
■02年の個展
とても幸せな気持になりました。
そうきましたか。
絵の感想もおねがいします。
「後姿が絵になっている」のは、前から見たら絵にならないからだと思われます。