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筑紫哲也さんは東川賞の審査員だった

2008年11月11日 22時04分15秒 | 新聞などのニュースから
筑紫哲也氏死去 ニュースキャスター(共同通信) - goo ニュース

 ちょっと古いニュースですが、筑紫哲也さんのこと。
 彼は「写真の町」を掲げる上川管内東川町の「東川賞」の審査員だったのです。
 何年から務めているのか手元の資料ではわからないのですが…。
 2007年までは審査員でしたが、ことしは「任期満了」ということで、外れていました。

 北海道美術ネットにも書きましたが、2002年の「東川賞」の受賞者である森村泰昌さんとの丁々発止はおもしろかったな。
 このころ、筑紫さんがキャスターをしていた「NEWS23」に、タイトルはわすれたけれど、ゲストに20ぐらいの質問を出して「イエスかノーか」だけで答えてもらうというコーナーがありました。森村さんに出てほしいな-と水を向けると、森村さんは
「でも、芸術って、イエス、ノーっていうのではわりきれないんじゃないですか? ぼくはその番組には出られないでしょうね」
と見事にかわしていました。

 ただし、筑紫さんは毎年のように東川を訪れていたと思うのですが、忙しい人なので、たぶん旭川空港と東京の往復で終わっちゃったんだろうな。
 地元の人と交流したという話も聞いていません。
 筑紫さんと東川のかかわりについてふれたニュース記事をまったく目にしないのは、そういう事情があるのかもしれません。

 なお、ネットで
「自分が審査委員を務める写真コンクールに息子を裏から手を回して出させた」
という言説がずいぶん流布されていますが、これはいったいどこから出てきた話なんでしょう?
 この年(2002年)の受賞者には、そんな人はいません。
 だいたい東川賞って、応募する賞じゃないし。

 話は変わりますが、筑紫さんは文化全般に興味があった人で、「朝日ジャーナル」編集長時代にもその好みは現れていたし、第三舞台の客席にいたのを見たこともあります。
 まあ、直接お会いして話をしたことはないんですが。


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2 コメント

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静かに偲びて (エゾ三毛猫)
2008-11-11 22:48:13
生前父が、筑紫さんと同じ新聞社に
部署が違うのですが勤めていました。

父が、勤続35周年記念の慰安旅行から
帰ってきて、宴会の写真を見せながら
「ほら、筑紫さんも映っている」と、
少し恥ずかしい様で教えてくれました。

面識はなかったのですが、同期との事。

筑紫さんを見るたびに、寡黙だった父を
思い出します

合掌
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慰安旅行 (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2008-11-12 19:52:50
エゾ三毛猫さんありがとうございます。

A新聞社って慰安旅行があるんですね。意外。

H新聞社にはないです(たぶん)。
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