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砂澤ビッキ「オトイネップタワー」、全部分がそろった状態でエコミュージアムおさしまセンター館内で展示

2013年05月05日 22時55分55秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2013年5月2日、上川北部面から。
 上川管内音威子府おと い ねっぷ村の「エコミュージアムおさしまセンター」で、砂澤ビッキ作のトーテムポール「オトイネップタワー」が、23年ぶりに全ての部位がそろった状態で、今年から展示が始まったという記事です。

 
(冒頭略)
 
 1980年制作のオトイネップタワーは高さ15メートルで、ビッキが木に乳牛や農産物を彫り込んだ。村のシンボルとしてJR音威子府駅前に設置されたが、90年に風で折れてしまい、タワーの下部を現在の同センター前に移し、上部は屋内で保存してきた。

 ビッキは屋外で作品が朽ちることを望んだといわれるが、下部も腐食が進み、倒壊の危険があったため、村が昨年11月に屋内に移設。割れた部分をワイヤで固定するなどの補修を加え、上部と共に土の上に横にして今季開館の4月26日から公開している。

 村は本年度、タワーのイラストを印刷したタオルを新たに製作。同センターで1本500円で販売している。

 入場料は一般200円。午前9時30分~午後4時30分。祝日を除き、月曜休館。(以下略。引用おわり)


 リンク先

 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/462753.html

や、2日夕刊の「きのうきょうあす 地方版から」に掲載された写真を見る限りでは、従来は高くそびえていたタワーが、分解されておいてあるので、ちょっと見慣れない感じはありますが、現地に足を運ぶとまた違った感慨があるのでしょう。逆に、これまではるか下から見上げるしかなかった頭部などを間近に見られるのは、悪いことではないかもしれません。

 ところで、この記事にはまったく触れられていないのですが、同センターでは、砂澤ビッキ生誕80年記念 岡部昌生展も6月23日まで開催中とのこと。

 JRの特急を利用すれば、札幌から音威子府までは3時間余り。釧路や北見に比べると近いです。
 問題は音威子府-筬島は約6キロあって、歩くにはいささか遠いので、普通列車にうまく接続できないと、ちょっと行きづらいということです。どなたか、足を運ばれた方がタクシーの便などを報告していただければ助かります。
 

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・JR宗谷線筬島おさしま駅から約190メートル、徒歩3分


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