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■北海道の工芸(2024年10月1~14日、伊達)ー伊達と函館に行ってきた(その2)

2024年10月06日 14時06分00秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
(承前)

 伊達市教育委員会の主催で、企画運営は「はこだて工芸舎」。
 会場のだて歴史文化ミュージアムのサイトではなぜか「北海道の陶芸展」となっていますが、「北海道の工芸展」が正しいです。

 会場の壁側には、1995~2010年に開かれていた大滝村北海道陶芸展(中村照子さんが審査をなさっていました)で受賞した大きな壺が並び、中のテーブルには、道内の陶、木工、ガラス、布の作品が展示・販売されています。
 
 出品作家は次の通り。

 陶芸
AKO studio(函館市)
こぶ志窯 (岩見沢市)
柴山勝  (故人、函館市)
竹田武司 (渡島管内七飯町)
堂前守人 (函館市)
沼田佳奈子(伊達市)
前田育子 (胆振管内白老町)
渡辺三重 (胆振管内洞爺湖町)

 木工
石川順  (オホーツク管内置戸町)
黒田英雄 (函館市)
丹野功雄 (旭川市)
丹野雅景 (旭川市)
丹野ゆり (旭川市)
YOUSUN (函館市)

 ガラス
淳工房  (旭川市)
西山亮  (空知管内長沼町)

 布
Aobato  (小樽市)

 このなかで筆者も知っているのは、道内の窯の草分けであるこぶ志窯、魚介類などを奔放な線で絵付けした器で知られる柴山さん、実験的な取り組みにも挑む前田さん、ベテランのガラス作家西山さんといったところでしょうか。

 YOUSUN さんはその柴山さんの娘さんで、父と同じく戸井を拠点に木の作品を手掛けているそうです。クマのコーヒースプーン、かわいいです。
 くまといえば黒田さんの、すわったクマの小さな置物もかわいらしい。

 渡辺さんの作品は久しぶりに見ました。
 筆者が渡島管内八雲町にいたころは八雲に窯があったのです。移転したという話は聞いていました。
 草花の模様が施されたカップなどがありました。

 Aobato(アオバト)のミニ手ぬぐいを買いました。990円。


 期間中、ワークショップが開かれます。
 5、6日は「お皿に絵をつけよう」(小皿千円、中皿2千円)。
 12、13、14日は「カップに絵をつけよう」と「陶器の熊に絵をつけよう」。いずれも千~1500円。
 午前10時、午後1時、2時半、4時、各回6人。
 伊達市教委に申し込みが必要です。


2024年10月1日(火)~14日(月)午前9時~午後5時、7日休み
だて歴史文化ミュージアム ラーニング・スタジオ(伊達市梅本町57‐1)



・JR伊達紋別駅から道南バスの「室蘭駅前広場」行きか「上稀府」行きに乗り「伊達信金本店前」か「伊達道の駅・カルチャーセンター前」で降車、徒歩2、3分

・JR伊達紋別駅から約1.9キロ、徒歩27分

(この項続く) 


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