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■小山田慶次木版画展 旅の風景 (2月9日まで)

2008年02月07日 00時52分46秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 こういう書き方ははなはだ失礼だとは思いますが、小山田さんの木版画個展をここで紹介するのは、作品がすごいというよりも、小山田さんのタフさに、あらためてびっくりさせられたからです。

 これまでの海外旅行が計11回。
 それだけだと、単なるお金持ちですが、そのうち7回はバックパッカーなみの貧乏旅行で、トルコの現地に行ってから宿を探して値切ったり…。
 さいきんは、自転車で日本列島を縦断し、沖縄本島を一周したそうです。

 会場には作品がびっしり。これでも、あまりに壁が狭苦しいので、何点か引っ込めたそうです。
 「もっと広い会場を借りれたらいいんですけどねえ。年金暮らしだから」
 小山田さんは快活に笑っておいででした。

 冒頭の画像は、トルコのカッパドキアを描いたもの。
 ほかにも、フランス、スペイン、ベトナム、モロッコといった旅行先や、地元の風景、花などの静物、裸婦など、さまざまな作品が並んでいます。

 参考までに、5日の北海道新聞北広島版の記事を転載します。

“北広島の力作”見に行こう*札幌時計台ギャラリー*旅情伝える木版画50点*小山田さん*「雰囲気楽しんで」
 【北広島】北広島美術協会会長の小山田慶次さん(63)の個展「旅の風景 木版画展」が4日、札幌市中央区北1西3の札幌時計台ギャラリーで始まった。

 小山田さんが版画を始めたのは約20年前。「当時はプリントゴッコ(年賀向け簡易印刷機)が全盛。人とは違うものが作りたかった」。農協職員を養成する「JAカレッジ」(江別)の講師を務める傍ら、ほぼ独学で腕を磨いてきた。市民団体「エルフィンロードクラブ」の会長として、自転車を使ったまちづくり活動にも取り組んでいる。

 同展では、国内のほか一人旅で訪れたトルコや東欧の観光地を描いた多色刷り木版画50点を展示。昨年5月17日から6月13日まで28日間かけて、札幌-鹿児島間約2700キロを自転車で走破した際のスケッチを基にした作品もあり、京都市の「八坂の塔」や、ビワの実がたわわに実った小豆島(香川県)などが素朴な筆致と色使いで描かれている。

 小山田さんは「旅の雰囲気を楽しんでもらえれば」と話している。(以下略)



08年2月4日(月)-9日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A

2003年の個展(画像なし)


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