(承前)
旧国鉄湧網線もその代替バスも、網走と中湧別を結ぶ路線であるが、じつは
中湧別町
という自治体はない。
上湧別町と湧別町が昨年合併して誕生したのが、現在の湧別町だ。
しかし、中湧別は、行政区域でいうと旧上湧別町だが、上湧別町の役場(現在の湧別町役場)からは離れている。
旧湧別町と旧上湧別町の、ちょうど中間にある。
古い地図があれば分かるのだが、中湧別は、湧網線と名寄本線の分岐点で、交通の要衝であった。
そこで、この場所に商店街ができたようなのだ。
いまでも、バスターミナルは中湧別にあるし、札幌行きの長距離バスもここから出る。
市役所や役場とまったく離れた場所が商店街になっているのは、道内でもほかにほとんど例がないのではないか。
ちなみに、旧湧別、旧上湧別の役場周辺にも商店はあるが、数は少ない。
しかもこの商店街、道路に沿ってふつうの商店が並ぶというなかなか古典的なつくりなのだ。
いくらか大きめの店といえばAコープくらい。あとは、酒屋、本屋、自転車店、石材店、魚屋、薬局、衣料品店、燃料品店、写真館などなど。見当たらなかったのは、肉屋くらいだと思う。
あと、湧別高校も近くにある。合併前は上湧別町中湧別に湧別高校があるという、非常にややこしい状態だったのだ。
冒頭の、やたらと立派な建物は、中湧別文化センターTOM(トム)。
上湧別町がオホーツク国際漫画フェスティバルというのをやっていた関係で、漫画ミュージアムが中にあり、モンキー・パンチやいがらしゆみこらの原画が展示してある。
バスターミナルもこの建物に併設されている。
旧駅前(中湧別文化センタートム)から、商店街の国道へと向かう通り。
右手前は、昔ながらの駅前旅館で、そのとなりにはタクシー会社がある。
反対側から見た駅前通。
駅の近くにあった旅館。「都ホテル」というネーミングがすごい。
ちなみに、文化センターのひとつ手前の停留所は「フードセンター」というのだが、どんな大きな店かと思ったら…。
こんな古い店ばかりではないのだが、渋いなあ。
右の木造の建物は洋服店。
「新妻」と「山本」がならんでいるが、新妻のほうはシャッターが降りていたので、なんの店なのかわからない。
山本も、新聞の販売店のようだけど、合いかぎとか制服の看板が出ていて、やっぱりなんの店なのかわからない。
右側の壁に描かれた抽象画? も、何なんでしょうかね。
(この項続く)
旧国鉄湧網線もその代替バスも、網走と中湧別を結ぶ路線であるが、じつは
中湧別町
という自治体はない。
上湧別町と湧別町が昨年合併して誕生したのが、現在の湧別町だ。
しかし、中湧別は、行政区域でいうと旧上湧別町だが、上湧別町の役場(現在の湧別町役場)からは離れている。
旧湧別町と旧上湧別町の、ちょうど中間にある。
古い地図があれば分かるのだが、中湧別は、湧網線と名寄本線の分岐点で、交通の要衝であった。
そこで、この場所に商店街ができたようなのだ。
いまでも、バスターミナルは中湧別にあるし、札幌行きの長距離バスもここから出る。
市役所や役場とまったく離れた場所が商店街になっているのは、道内でもほかにほとんど例がないのではないか。
ちなみに、旧湧別、旧上湧別の役場周辺にも商店はあるが、数は少ない。
しかもこの商店街、道路に沿ってふつうの商店が並ぶというなかなか古典的なつくりなのだ。
いくらか大きめの店といえばAコープくらい。あとは、酒屋、本屋、自転車店、石材店、魚屋、薬局、衣料品店、燃料品店、写真館などなど。見当たらなかったのは、肉屋くらいだと思う。
あと、湧別高校も近くにある。合併前は上湧別町中湧別に湧別高校があるという、非常にややこしい状態だったのだ。
冒頭の、やたらと立派な建物は、中湧別文化センターTOM(トム)。
上湧別町がオホーツク国際漫画フェスティバルというのをやっていた関係で、漫画ミュージアムが中にあり、モンキー・パンチやいがらしゆみこらの原画が展示してある。
バスターミナルもこの建物に併設されている。
旧駅前(中湧別文化センタートム)から、商店街の国道へと向かう通り。
右手前は、昔ながらの駅前旅館で、そのとなりにはタクシー会社がある。
反対側から見た駅前通。
駅の近くにあった旅館。「都ホテル」というネーミングがすごい。
ちなみに、文化センターのひとつ手前の停留所は「フードセンター」というのだが、どんな大きな店かと思ったら…。
こんな古い店ばかりではないのだが、渋いなあ。
右の木造の建物は洋服店。
「新妻」と「山本」がならんでいるが、新妻のほうはシャッターが降りていたので、なんの店なのかわからない。
山本も、新聞の販売店のようだけど、合いかぎとか制服の看板が出ていて、やっぱりなんの店なのかわからない。
右側の壁に描かれた抽象画? も、何なんでしょうかね。
(この項続く)
子供の頃は田舎はダメだ、と思っていましたが、年齢とともに変わるものです。
若いころに都会にあこがれて、長じて地方のよさが分かるというのは、ごく普通の、精神のあり方だと思います。
とりあえず、どんなに小さくても、本屋(と、できれば図書館)があって、朝夕刊が配達されれば、自分は大丈夫だなあ。たぶん。
ブログお邪魔したら実家の方面が載っているではないですか!
中湧別はまさにわたしの故郷です。今も実家があります。
見慣れたお店ばかりですが、こうして撮ると結構味があるもんですね。
今度帰省したら撮ってみよう。
肉屋さんは昔ありましたけど今はなくなってしまいました。
いやはや、それにしてもすごい偶然ですね! 故郷ですか~。
やっぱり「湧別」でも「上湧」でもなくて「中湧別」なんですかね~、意識としては。
北見に転勤してきたおかげで、初めて中湧別に行くことができたのは良かったです。
道の駅で食べたホタテフライがウマかったのでこれを食べに再訪する予定でおります。
もし見ていたら返信くださると嬉しいです。
いまは遠軽に大型店ができたりして、いろいろ大変かと思いますが、がんばってほしいと思います!
(でも、「実家」という方が続くんですけど、跡継ぎはいらっしゃるのでしょうか、そこがしんぱい)
やっぱりそうなっちゃうんですかね~。