夕刊の東京紙が配布されない地域に住んでいるので、ネットからコピーします。
美術史的には、大ニュースだと思います。400年以上も前の大画家の真作(それも、スケッチ程度ではなく、相当な大作)が見つかるなどということは、そうそうあるもんじゃないでしょう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100928-00000079-jij-int
画像はこちら。
http://www.museodelprado.es/en/research/estudios/el-vino-de-la-fiesta-de-san-martin-pieter-bruegel-el-viejo/
すでに、プラド美術館のウェブサイトに記事が出ています。早いなあ。
http://www.museodelprado.es/en/more-prado/press/news/news/volver/72/actualidad/el-museo-del-prado-identifica-una-obra-desconocida-de-bruegel-el-viejo/
民衆が大勢集まってなにやら大変な騒ぎのようですが、ワインの収穫祭か何かのようです。
11月11日には、聖マーティンのガチョウを食べ、ブタを屠って、その年の新酒を飲んで祝う風習があったのですね。
中央の朱色の物体は、巨大なワイン樽のようです。
ブリューゲルというと、個人的に思い出すのは、中野孝次の初期の長編エッセー「ブリューゲルへの旅」です。これは、ブリューゲルについての本というより、人生を考え直すにあたってブリューゲルがいつもそこにあった…とでもいえそうな、文学書です。
あれを読んで以来、筆者の夢のひとつは、ウイーンに行ってブリューゲルの「雪中の狩人」をじっくりと見ることなのです。
もうひとつは、この「雪中の狩人」が長々と映し出される映画「惑星ソラリス」(アンドレイ・タルコフスキー監督)です。
この絵には、「人々の営み」の本質的なところが描かれているような気がするのです。
美術史的には、大ニュースだと思います。400年以上も前の大画家の真作(それも、スケッチ程度ではなく、相当な大作)が見つかるなどということは、そうそうあるもんじゃないでしょう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100928-00000079-jij-int
【パリ時事】スペインのプラド美術館は27日までに、16世紀のフランドル絵画の巨匠ピーテル・ブリューゲル(父)の手による、これまで知られていなかったテンペラ画が確認されたと明らかにした。AFP通信によると、ブリューゲルの真作と確認されたのは41点目で、同美術館は「美術史に残る重要な発見」としている。
「聖マルタン祭のワイン」と題された絵画は縦148センチ、横270.5センチ。酔った多数の人々が描かれ、1565~68年に制作されたとみられる。スペインの個人収集家の所蔵で、同美術館が2月から鑑定を進めた結果、真作と判断した。
プラド美術館は国の協力を得て、購入に向け所有者と交渉する。地元メディアによれば、国は700万ユーロ(約7億9300万円)での購入を希望しているが、市場価格はその3倍に達する可能性があるという。
画像はこちら。
http://www.museodelprado.es/en/research/estudios/el-vino-de-la-fiesta-de-san-martin-pieter-bruegel-el-viejo/
すでに、プラド美術館のウェブサイトに記事が出ています。早いなあ。
http://www.museodelprado.es/en/more-prado/press/news/news/volver/72/actualidad/el-museo-del-prado-identifica-una-obra-desconocida-de-bruegel-el-viejo/
民衆が大勢集まってなにやら大変な騒ぎのようですが、ワインの収穫祭か何かのようです。
11月11日には、聖マーティンのガチョウを食べ、ブタを屠って、その年の新酒を飲んで祝う風習があったのですね。
中央の朱色の物体は、巨大なワイン樽のようです。
ブリューゲルというと、個人的に思い出すのは、中野孝次の初期の長編エッセー「ブリューゲルへの旅」です。これは、ブリューゲルについての本というより、人生を考え直すにあたってブリューゲルがいつもそこにあった…とでもいえそうな、文学書です。
あれを読んで以来、筆者の夢のひとつは、ウイーンに行ってブリューゲルの「雪中の狩人」をじっくりと見ることなのです。
もうひとつは、この「雪中の狩人」が長々と映し出される映画「惑星ソラリス」(アンドレイ・タルコフスキー監督)です。
この絵には、「人々の営み」の本質的なところが描かれているような気がするのです。