南9条通りに面したギャラリー創、引き続いての企画展は、下沢敏也、武田享恵、ダム・ダン・ライの3氏による立体の展覧会です。
武田さんは道展会員で、工芸部門に所属しています。
道教大で金工を専攻していたからだと思いますが、作品は、いわゆる工芸的なものではなく、非常にパワフルです。ほとんど抽象彫刻といってもいいと思いますが、どうでしょうか。
冒頭の画像は「The power of being in silence」。
奥に、下沢さんの作品が見えます。
「The power of being in silence」を前から見たところ。
左側のねじのような小品は「静寂の力」。
このほか、右側に「A ship for the space」があり、屋外にも「silent sceneシリーズ」の2点が置かれています。
下沢さんは札幌の陶芸家で、もちろん食器も作りますが、大型のオブジェなどにも取り組む、道内ではめずらしい作家です。
コンチネンタルギャラリーでの企画展と同時並行の展示になりました。
いずれも題はついていません。
上の画像のうち、奥の2つは、ガラス窓の向こう側、つまり屋外に立っています。
手前の4つが屋内です。
すでに発表したことのある作品だそうですが、手前右の立方体を積み重ねたようなかたちの作品は初めて見たような気がします。
この配置は、外と中の空間を有機的に結びつけるのに役立っているようです。
ふたつの空間にまたがって置かれていることが、それぞれの存在感を引き出しているようにも感じました。
また、これらのほかにも、意外なところに1点、大きな作品がそびえ立っていました。
ダム・ダン・ライさんは、ベトナム出身で、小樽の民家を改造したアトリエ兼ギャラリーで制作に励んでいます。
絵画、彫刻、ライブドローイングなど、精力的に活動しています。
今回の「村」と題したインスタレーションは、初めて見たタイプの作品。
家のかたちをした木彫がおよそ130個。一部は壁に張られ、窓の桟(さん)の上にも置かれています。にぎやかで楽しげな雰囲気がつたわってきます。
もう1点、「鳥」と題した木彫もありました。これは、STVエントランスアートにたくさん並んでいたのと同タイプのもの。スピード感ある切れ込みが特徴です。
なお、この展覧会が終了後、ギャラリーは夏休みに入ります。
08年7月2日(水)-31日(木)10:00-18:00、日・火曜休み
GALLERY創(中央区南9西6 地図F)
・地下鉄南北線「中島公園」から徒歩5分
・市電「山鼻9条」から徒歩1分
・ジェイ・アール北海道バス「循環啓56」で「南9西7」から徒歩2分
・中央バス「中島公園入口」から徒歩7分(中の島、平岸、西岡方面からの裏技)
□下沢さんのサイト
■交差する視点とかたち vol.2 (08年7月)
■交差する視点とかたち 川上力三・阿部典英・下沢敏也(07年7月)
■「響韻と、在る。」石川亨信さんとの2人展(08年4月)
■07年4月の個展
■田村陽子さんとの2人展(07年1-2月)
■下沢トシヤ陶展(06年12月)
■西本久子さんとの2人展(06年1月)
■下沢トシヤ陶展(04年6月)
■北海道立体表現展(03年)=阿部、下沢両氏が出品
■下澤敏也・多田昌代2人展(03年、画像なし)
■下澤敏也・多田昌代2人展(02年、画像なし)
□Dala Space(ダム・ダン・ライさんのアトリエ兼ギャラリー) http://www.dalaspace.com/
■アジアプリントアドベンチャー・シンポジウム(08年7月)
■Dala Space展(08年3月)
■ダム・ダン・ライさんの雪像がさっぽろ雪まつりに(08年2月)
■ダム・ダン・ライ個展(07年12月)
■オープン記念作品展(07年11月)
■PLUS One Groove(07年夏)
■New Point(07年1月、画像なし)
■TIK TAK SHOWING(05年、ダム・ダン・ライさん企画)
■New Point(04年)
■DAM DANG LAI Exhibition(04年、画像なし)
■Dam Dang Lai展(03年)
■DAM DANG LAI Sculupture Exhibition(03年、画像なし)
武田さんは道展会員で、工芸部門に所属しています。
道教大で金工を専攻していたからだと思いますが、作品は、いわゆる工芸的なものではなく、非常にパワフルです。ほとんど抽象彫刻といってもいいと思いますが、どうでしょうか。
冒頭の画像は「The power of being in silence」。
奥に、下沢さんの作品が見えます。
「The power of being in silence」を前から見たところ。
左側のねじのような小品は「静寂の力」。
このほか、右側に「A ship for the space」があり、屋外にも「silent sceneシリーズ」の2点が置かれています。
下沢さんは札幌の陶芸家で、もちろん食器も作りますが、大型のオブジェなどにも取り組む、道内ではめずらしい作家です。
コンチネンタルギャラリーでの企画展と同時並行の展示になりました。
いずれも題はついていません。
上の画像のうち、奥の2つは、ガラス窓の向こう側、つまり屋外に立っています。
手前の4つが屋内です。
すでに発表したことのある作品だそうですが、手前右の立方体を積み重ねたようなかたちの作品は初めて見たような気がします。
この配置は、外と中の空間を有機的に結びつけるのに役立っているようです。
ふたつの空間にまたがって置かれていることが、それぞれの存在感を引き出しているようにも感じました。
また、これらのほかにも、意外なところに1点、大きな作品がそびえ立っていました。
ダム・ダン・ライさんは、ベトナム出身で、小樽の民家を改造したアトリエ兼ギャラリーで制作に励んでいます。
絵画、彫刻、ライブドローイングなど、精力的に活動しています。
今回の「村」と題したインスタレーションは、初めて見たタイプの作品。
家のかたちをした木彫がおよそ130個。一部は壁に張られ、窓の桟(さん)の上にも置かれています。にぎやかで楽しげな雰囲気がつたわってきます。
もう1点、「鳥」と題した木彫もありました。これは、STVエントランスアートにたくさん並んでいたのと同タイプのもの。スピード感ある切れ込みが特徴です。
なお、この展覧会が終了後、ギャラリーは夏休みに入ります。
08年7月2日(水)-31日(木)10:00-18:00、日・火曜休み
GALLERY創(中央区南9西6 地図F)
・地下鉄南北線「中島公園」から徒歩5分
・市電「山鼻9条」から徒歩1分
・ジェイ・アール北海道バス「循環啓56」で「南9西7」から徒歩2分
・中央バス「中島公園入口」から徒歩7分(中の島、平岸、西岡方面からの裏技)
□下沢さんのサイト
■交差する視点とかたち vol.2 (08年7月)
■交差する視点とかたち 川上力三・阿部典英・下沢敏也(07年7月)
■「響韻と、在る。」石川亨信さんとの2人展(08年4月)
■07年4月の個展
■田村陽子さんとの2人展(07年1-2月)
■下沢トシヤ陶展(06年12月)
■西本久子さんとの2人展(06年1月)
■下沢トシヤ陶展(04年6月)
■北海道立体表現展(03年)=阿部、下沢両氏が出品
■下澤敏也・多田昌代2人展(03年、画像なし)
■下澤敏也・多田昌代2人展(02年、画像なし)
□Dala Space(ダム・ダン・ライさんのアトリエ兼ギャラリー) http://www.dalaspace.com/
■アジアプリントアドベンチャー・シンポジウム(08年7月)
■Dala Space展(08年3月)
■ダム・ダン・ライさんの雪像がさっぽろ雪まつりに(08年2月)
■ダム・ダン・ライ個展(07年12月)
■オープン記念作品展(07年11月)
■PLUS One Groove(07年夏)
■New Point(07年1月、画像なし)
■TIK TAK SHOWING(05年、ダム・ダン・ライさん企画)
■New Point(04年)
■DAM DANG LAI Exhibition(04年、画像なし)
■Dam Dang Lai展(03年)
■DAM DANG LAI Sculupture Exhibition(03年、画像なし)
昨日で終了しましたが、今回は私自身もとても
勉強になる展覧会でありました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します!
この次は、もう少し早くうかがいますね。