本当は昨年末の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大のため1年延期されていた、札幌のユニット「ReguRegu」の展覧会。
階段のところでは「ナゼナゼ商会」展と題してカレンダーなどを販売しています。
やたらと大きなぬいぐるみが、殻を破って出てきたばかりのような感じで並んでいます。
それらの間にモニターが1台置かれ、4、5分ほどのアニメーションがループで流れています。
前回の「#8」は札幌におらず未見だったので、筆者が ReguRegu の展示を見るのは3年ぶりになります。
「#7」のときまでは繰り返し記していた「不気味さ」「怖さ」という感情を、今回はあまり抱きませんでした。
あるいは、これらの人形にいくらか慣れてきたのでしょうか。
また、15年や16年のときほど、作り込んだ世界観の提示みたいなものが、今回はなかったせいかもしれません。
ただ、手に持てる大きさのドラえもんやテディ・ベアのぬいぐるみと同じように
「かわいい」
かと問われれば、やはり首を横に振るしかないのですが。
フェルトの人形としては、やはり大きさがすごいですからね。あり得ない、というか。
今回、作品を解くかぎは、題名にあるのかもしれません。
2枚目画像のやせて腕の長い人形は「ジョーイの次の日」と題されています。
冒頭画像は
「ニールの次の日」
「フレディの次の日」
「ジョンの次の日」
「ロジャーの次の日」
「ブライアンの次の日」
です。
ジョーイはジョーイ・ラモーンに由来します。
ニューヨーク・パンクを代表するバンド、ラモーンズのフロントマンでしたが、2001年に49歳でこの世を去っています。
あとは、説明はいらないようにも思いますが、ニール・ヤング、フレディ・マーキュリー、ジョン・レノン、ロジャー・ダルトリー、ブライアン・ジョーンズはいずれもロックミュージシャンです。
(…などと書くと、ジョンはジョン・アンダーソンではないのかとかジョン・ボーナムに決まっているとかジョン・エントウィッスルを忘れるなとか、ロジャーはロジャー・ディーンもいるぞとか、ブライアンはイーノだろう、いやフェリーだとか、いろんなことを言う人がいるでしょうな。もちろん、それは自由です。筆者がこいそさんと答え合わせをしたわけじゃないしね)
ここまで書いてきて
「ははあ、早く世を去ったミュージシャンたちも、またよみがえって『次の日』がくる、そういう希望を感じさせる展示なんだな」
と思ったりもしたのですが、おい! ニール・ヤングはまだ死んでないぞ~!!
次の画像は「ツノドリたちの次の日」です。
…う~ん、やっぱり、ちょっと怖い(苦笑)。
この2人は
「デイヴの次の日」
「マークの次の日」
です。
1980年代初頭の英国ロックシーンで人気を得たエレポップ・デュオ「ソフト・セル」の2人だと、こいそさんから聞きました。
それを聞いてググったら、なんとこの2人組、約20年ぶりとなる新譜を来年にリリースするそうです。びっくり。
あと、ここには写っていませんが、1体ずつを日常風景(食卓など)の中に置いて撮った4枚の写真によるポスターが、全体の良いアクセントになっていたと感じました。
2021年12月15日(水)~27日(月)午後1~7時、火曜休み
ギャラリー犬養(札幌市豊平区豊平3の1)
□ReguRegu http://jurando.web.fc2.com/reguregu/reguregu.html
□twitter : ReguRegu no koiso @reguregu_koiso
過去の関連記事へのリンク
■ReguRegu Exhibition #7「パペトピアへようこそ」 (2018)
■10DAYS CINETOPIA + テンデイズ シネトピア プラス(2017)
■ReguRegu Exhibition #6 人造人間ホーンファミリーの世界 (2016)
■ReguRegu マンドレイクの為の泡のような狂詩曲(2015)
■ぷうちゃんマーチ ReguRegu / 飴屋吉丸 (2014)
ギャラリー犬養への道 (アクセス)
・地下鉄東西線「菊水駅」2番出入り口から約620メートル、徒歩8分
・中央バス「豊平橋」から約300メートル、徒歩4分
「札幌駅前」(東急百貨店の前など)、「北1条」(わくわくホリデーホールと市役所の間)、「南1条」(札幌シャンテ前)などから、西岡、月寒、平岡営業所などのほうへ行くバスに乗車。平岸経由以外のバスならすべて通ります。ただし「急行」は通過
・地下鉄東豊線「学園前」1番出入り口から約1キロ、徒歩13分
。地下鉄南北線「すすきの」駅から約1.3キロ、徒歩17分
階段のところでは「ナゼナゼ商会」展と題してカレンダーなどを販売しています。
やたらと大きなぬいぐるみが、殻を破って出てきたばかりのような感じで並んでいます。
それらの間にモニターが1台置かれ、4、5分ほどのアニメーションがループで流れています。
前回の「#8」は札幌におらず未見だったので、筆者が ReguRegu の展示を見るのは3年ぶりになります。
「#7」のときまでは繰り返し記していた「不気味さ」「怖さ」という感情を、今回はあまり抱きませんでした。
あるいは、これらの人形にいくらか慣れてきたのでしょうか。
また、15年や16年のときほど、作り込んだ世界観の提示みたいなものが、今回はなかったせいかもしれません。
ただ、手に持てる大きさのドラえもんやテディ・ベアのぬいぐるみと同じように
「かわいい」
かと問われれば、やはり首を横に振るしかないのですが。
フェルトの人形としては、やはり大きさがすごいですからね。あり得ない、というか。
今回、作品を解くかぎは、題名にあるのかもしれません。
2枚目画像のやせて腕の長い人形は「ジョーイの次の日」と題されています。
冒頭画像は
「ニールの次の日」
「フレディの次の日」
「ジョンの次の日」
「ロジャーの次の日」
「ブライアンの次の日」
です。
ジョーイはジョーイ・ラモーンに由来します。
ニューヨーク・パンクを代表するバンド、ラモーンズのフロントマンでしたが、2001年に49歳でこの世を去っています。
あとは、説明はいらないようにも思いますが、ニール・ヤング、フレディ・マーキュリー、ジョン・レノン、ロジャー・ダルトリー、ブライアン・ジョーンズはいずれもロックミュージシャンです。
(…などと書くと、ジョンはジョン・アンダーソンではないのかとかジョン・ボーナムに決まっているとかジョン・エントウィッスルを忘れるなとか、ロジャーはロジャー・ディーンもいるぞとか、ブライアンはイーノだろう、いやフェリーだとか、いろんなことを言う人がいるでしょうな。もちろん、それは自由です。筆者がこいそさんと答え合わせをしたわけじゃないしね)
ここまで書いてきて
「ははあ、早く世を去ったミュージシャンたちも、またよみがえって『次の日』がくる、そういう希望を感じさせる展示なんだな」
と思ったりもしたのですが、おい! ニール・ヤングはまだ死んでないぞ~!!
次の画像は「ツノドリたちの次の日」です。
…う~ん、やっぱり、ちょっと怖い(苦笑)。
この2人は
「デイヴの次の日」
「マークの次の日」
です。
1980年代初頭の英国ロックシーンで人気を得たエレポップ・デュオ「ソフト・セル」の2人だと、こいそさんから聞きました。
それを聞いてググったら、なんとこの2人組、約20年ぶりとなる新譜を来年にリリースするそうです。びっくり。
あと、ここには写っていませんが、1体ずつを日常風景(食卓など)の中に置いて撮った4枚の写真によるポスターが、全体の良いアクセントになっていたと感じました。
2021年12月15日(水)~27日(月)午後1~7時、火曜休み
ギャラリー犬養(札幌市豊平区豊平3の1)
□ReguRegu http://jurando.web.fc2.com/reguregu/reguregu.html
□twitter : ReguRegu no koiso @reguregu_koiso
過去の関連記事へのリンク
■ReguRegu Exhibition #7「パペトピアへようこそ」 (2018)
■10DAYS CINETOPIA + テンデイズ シネトピア プラス(2017)
■ReguRegu Exhibition #6 人造人間ホーンファミリーの世界 (2016)
■ReguRegu マンドレイクの為の泡のような狂詩曲(2015)
■ぷうちゃんマーチ ReguRegu / 飴屋吉丸 (2014)
ギャラリー犬養への道 (アクセス)
・地下鉄東西線「菊水駅」2番出入り口から約620メートル、徒歩8分
・中央バス「豊平橋」から約300メートル、徒歩4分
「札幌駅前」(東急百貨店の前など)、「北1条」(わくわくホリデーホールと市役所の間)、「南1条」(札幌シャンテ前)などから、西岡、月寒、平岡営業所などのほうへ行くバスに乗車。平岸経由以外のバスならすべて通ります。ただし「急行」は通過
・地下鉄東豊線「学園前」1番出入り口から約1キロ、徒歩13分
。地下鉄南北線「すすきの」駅から約1.3キロ、徒歩17分