近藤武義さん、幸子さんご夫妻は、日本水彩画会の北海道支部展などでよく作品をお見かけします。
おふたりとも写実的な画風といえますし、二人展などもひらいておられるので、ウカツな筆者などはついおふたりをセットで見てしまうのですが、会場の「北都館」のご主人によると、お二人の先生は別なんだそうです。そういわれて見ると、そっくりだと思っていた画風も、微妙に異なるようです。
まるめて言うと、武義さんは丹念に筆を置いていくやり方、幸子さんのほうが筆使いに伸びやかさがあるようです。
しかし、今回の展覧会にかぎって言えば、いちばんはっきりとした違いは、題材です。
武義さんが11点とも風景画なのに対し、幸子さんは7点のうち1点だけで、のこる6点はいずれも静物画です。
冒頭の画像の右側は武義さんの「雪どけの街」。
北大正門附近から門の外側を見て描いているそうです。
中央は幸子さんの「がくあじさいなど」。
左は、武義さんの「北大第二農場」です。
こちらの画像は、左が幸子さんの「卓上静物」、右が武義さんの「函館の教会」です。
幸子さんの絵には、パイプや、菊を盛った陶製ジョッキのほか、さっぽろ文庫とおぼしき本も見えます。
武義さんの「秋色」は、中央に小川の流れる公園がモティーフ。
まだ緑の木、うすく色づいている木、すでに葉がだいだい色に変わっている木、常緑樹など、さまざまな紅葉の段階の木をていねいに描いています。
「公園の一隅」も、真っ赤なツツジなど、いろんな色の木々が描き分けられています。
「円山の秋」となると、緑の木が減り、だいぶ秋も深まってきた様相です。
ほかに、札幌市資料館を描いたとおぼしき「アジサイ」や、「春遠からじ(円山)」「ショウブ園」「円山の春」「道庁の夏」。
幸子さんの唯一の風景画は「看板のある路地(南仏)」。
中央から石段を上がっていく路地で、右手前には熱帯植物が茂り、その奥には、画家のアトリエや、アンティークショップの看板が出ています。明るい光が印象的です。
ほかに、人形を題材にした「なかよし」や、「ランプのある静物」「初秋のたより」「静物(なすなど)」。
2月19日(月)-25日(日)9:00-22:00(最終日-18:00)
カフェ&ケーキ&ギャラリー北都館(西区琴似1の3-1-14)
□地図
おふたりとも写実的な画風といえますし、二人展などもひらいておられるので、ウカツな筆者などはついおふたりをセットで見てしまうのですが、会場の「北都館」のご主人によると、お二人の先生は別なんだそうです。そういわれて見ると、そっくりだと思っていた画風も、微妙に異なるようです。
まるめて言うと、武義さんは丹念に筆を置いていくやり方、幸子さんのほうが筆使いに伸びやかさがあるようです。
しかし、今回の展覧会にかぎって言えば、いちばんはっきりとした違いは、題材です。
武義さんが11点とも風景画なのに対し、幸子さんは7点のうち1点だけで、のこる6点はいずれも静物画です。
冒頭の画像の右側は武義さんの「雪どけの街」。
北大正門附近から門の外側を見て描いているそうです。
中央は幸子さんの「がくあじさいなど」。
左は、武義さんの「北大第二農場」です。
こちらの画像は、左が幸子さんの「卓上静物」、右が武義さんの「函館の教会」です。
幸子さんの絵には、パイプや、菊を盛った陶製ジョッキのほか、さっぽろ文庫とおぼしき本も見えます。
武義さんの「秋色」は、中央に小川の流れる公園がモティーフ。
まだ緑の木、うすく色づいている木、すでに葉がだいだい色に変わっている木、常緑樹など、さまざまな紅葉の段階の木をていねいに描いています。
「公園の一隅」も、真っ赤なツツジなど、いろんな色の木々が描き分けられています。
「円山の秋」となると、緑の木が減り、だいぶ秋も深まってきた様相です。
ほかに、札幌市資料館を描いたとおぼしき「アジサイ」や、「春遠からじ(円山)」「ショウブ園」「円山の春」「道庁の夏」。
幸子さんの唯一の風景画は「看板のある路地(南仏)」。
中央から石段を上がっていく路地で、右手前には熱帯植物が茂り、その奥には、画家のアトリエや、アンティークショップの看板が出ています。明るい光が印象的です。
ほかに、人形を題材にした「なかよし」や、「ランプのある静物」「初秋のたより」「静物(なすなど)」。
2月19日(月)-25日(日)9:00-22:00(最終日-18:00)
カフェ&ケーキ&ギャラリー北都館(西区琴似1の3-1-14)
□地図
ずいぶん夜遅いですね。
近藤さんは堅実なタッチで、ほんとうにお上手ですね。
誰にも受け入れられる絵だと思いました。
近藤ご夫妻の水彩画展無事終了しました。
きれいでやさしい絵の飾られた店内はなごんだ雰囲気につつまれ、
多くの絵画ファンが集まり、みなさま感動されていました。
また6点もの絵が売れ、ご夫妻も満足の様子でした。
みんなが、しあわせなひとときを過ごせたと思います。感謝。
これからも絵を通じて多くの方とふれあい、豊かなくらしと文化を育んでいきたいと思います。
絵好き 北都館ギャラリー 松浦
コメントありがとうございます。
今後もスケジュールなど教えてください(4月分は判明していますが、3月分を知らせてください)。
それにしても、6点も売れたとは。
すごいですね。