(承前)
前項の井田勝己さんの石彫が置かれているのは、旭川市永山市民交流センター(永山3の19)です。
入って、向かって右側に永山図書館がありますが、筆者が訪れた時は休館中でした。
正面は、先述の彫刻が設置され、その裏側に、2階への階段があります。
向かって左側には、2点の絵画が飾ってあります。
右側は三浦白琇が1987年の第19回日展に出品した「北海」です。
90年に東京旭川会が寄贈したものです。
海上の漁船の上でカモメが3密状態になっています。
バックの曇り空の描写がしぶい。
この日本画家については、ネット検索してもあまりわからないので、今後調べしだい追記していきます。
こちらは上野山清貢「層雲峡の渓流」。
上野山清貢については、あらためて説明するまでもないでしょう。
1889年江別生まれ、旧制上川中学(戦後の旭川東高校)を中退して画家になり、1960年歿の画家。
戦前、帝展に3年連続で入選し注目を集め、戦後は、全道展創立会員や、一線美術の創立会員などとして活躍しています。
銘板には「寄贈・岡田善弘(2005)」とあります。
北海道新聞2005年12月1日旭川版に、寄贈の記事があり、岡田さんは市内の会社員。
この作品は1934年(昭和9年)のもので、縦65 × 横90センチとあります。
周囲に塗り残しのような部分がありますが、濃厚な緑がセザンヌを思わせます。
4枚目の画像は、旭川市永山市民交流センター(永山3の19)を正面から見た図。なかなか立派な建物です。
この建物には、永山支所をはじめ、公民館、図書館、児童センター、いきいきセンター、地域包括支援センターなどが併設されています。
アートとは関係ない話題ですが、稼働中のジェットタオルを、久しぶり(1年半ぶり?)に見まして、「お~、生きていたか」と新鮮な驚きを感じました。
飛び散るしぶきが、新型コロナウイルスの感染拡大につながるおそれがあるとして、ほとんどの公共施設で使用停止になっているのです。
1階通路にあったトイレの洗面台にありました。
建物の前庭には「旧永山戸長役場」の建物も残されています。
旭川市内とは別の、もう一つの上川地方の中心地たるといえそうな一帯の趣です。
さて、永山地区の旅も残り少なくなってきました。
れんが倉庫を再利用した店舗などのわきを通り過ぎて、JR永山駅へと向かいます。
過去の関連記事へのリンク
「女紅場」=■北海道銀行コレクション アートギャラリー北海道 北海道銀行創立70周年 道銀文化財団創立30周年(2021)
「鶴」= 釧路ロイヤルイン / 遠軽→北見→釧路。2021年10月9日は3カ所(15)
「室内」(1928)=■近美コレクション「ヴィジュアル・ガストロノミー」 (2020)
『祈りの人 棟方志功』の中に、北海道関係の記述を探す
上野山清貢展、月形で開催中 (2009、画像なし)
前項の井田勝己さんの石彫が置かれているのは、旭川市永山市民交流センター(永山3の19)です。
入って、向かって右側に永山図書館がありますが、筆者が訪れた時は休館中でした。
正面は、先述の彫刻が設置され、その裏側に、2階への階段があります。
向かって左側には、2点の絵画が飾ってあります。
右側は三浦白琇が1987年の第19回日展に出品した「北海」です。
90年に東京旭川会が寄贈したものです。
海上の漁船の上でカモメが3密状態になっています。
バックの曇り空の描写がしぶい。
この日本画家については、ネット検索してもあまりわからないので、今後調べしだい追記していきます。
こちらは上野山清貢「層雲峡の渓流」。
上野山清貢については、あらためて説明するまでもないでしょう。
1889年江別生まれ、旧制上川中学(戦後の旭川東高校)を中退して画家になり、1960年歿の画家。
戦前、帝展に3年連続で入選し注目を集め、戦後は、全道展創立会員や、一線美術の創立会員などとして活躍しています。
銘板には「寄贈・岡田善弘(2005)」とあります。
北海道新聞2005年12月1日旭川版に、寄贈の記事があり、岡田さんは市内の会社員。
この作品は1934年(昭和9年)のもので、縦65 × 横90センチとあります。
周囲に塗り残しのような部分がありますが、濃厚な緑がセザンヌを思わせます。
4枚目の画像は、旭川市永山市民交流センター(永山3の19)を正面から見た図。なかなか立派な建物です。
この建物には、永山支所をはじめ、公民館、図書館、児童センター、いきいきセンター、地域包括支援センターなどが併設されています。
アートとは関係ない話題ですが、稼働中のジェットタオルを、久しぶり(1年半ぶり?)に見まして、「お~、生きていたか」と新鮮な驚きを感じました。
飛び散るしぶきが、新型コロナウイルスの感染拡大につながるおそれがあるとして、ほとんどの公共施設で使用停止になっているのです。
1階通路にあったトイレの洗面台にありました。
建物の前庭には「旧永山戸長役場」の建物も残されています。
旭川市内とは別の、もう一つの上川地方の中心地たるといえそうな一帯の趣です。
さて、永山地区の旅も残り少なくなってきました。
れんが倉庫を再利用した店舗などのわきを通り過ぎて、JR永山駅へと向かいます。
過去の関連記事へのリンク
「女紅場」=■北海道銀行コレクション アートギャラリー北海道 北海道銀行創立70周年 道銀文化財団創立30周年(2021)
「鶴」= 釧路ロイヤルイン / 遠軽→北見→釧路。2021年10月9日は3カ所(15)
「室内」(1928)=■近美コレクション「ヴィジュアル・ガストロノミー」 (2020)
『祈りの人 棟方志功』の中に、北海道関係の記述を探す
上野山清貢展、月形で開催中 (2009、画像なし)
(この項続く)