きょうの北海道新聞夕刊の1面トップになっていました。また、テレビ各局も報道していました。
大丸の札幌進出以降、きびしい戦いが続いていたことは報道されていたので、とうとう来たか-というのが正直な印象です。
もともと五番館という、老舗のデパートだった札幌西武。
いまはそれほど目立ちませんが、1階と2階の天井吹き抜けが、丸井や三越にはない斬新な印象を与えていました。
1980年代に西武傘下に入り「五番舘西武」と改称。92年には「札幌西武」になり、五番舘の名は「五番舘赤レンガホール」に残すのみになっていました。
三越や丸井今井、東急、大丸と異なり、常設の画廊を持たなかった西武ですが、五番舘赤れんがホールでは、北斎と広重展(2006年)、エルメスへの道展(1997年)など、さまざまな展覧会がひらかれていました。
個人的には、ロフトの無印良品はちょくちょく利用していましたし、WAVEがあったころはCDを買いまくっていたので、閉店は信じがたい気持ちでいっぱいです。
大丸さんがあれだけにぎわっている中、西武さんには悪いのですがここ数年はいつ行ってもどこか寂しかった気がします。でもロフトさんはそこまででもなかったのに一緒に閉めてしまうのが信じられないですね(友人が働いているんで…)。
「エルメスへの道」、私も池袋西武で見たのを思い出しました。もうそんなに前のこととは……。
店をたたむぐらいだったら、五番館のままでいてほしかったなというのが、札幌原住民としての思いです、正直言って。
せめてロフトは残せないですかねー。
駅前には、類似のお店がないですし。
西武百貨店と提携して、五番舘と旭川西武が合併して西武北海道の五番舘のころは、まだ良かったのですが、1992年に五番舘西武に店名を変え(まだこの頃は、結構集客もありました)1997年に札幌西武に店名を変えたあたりから、客がだんだん減っていったような気がします。
特に大丸札幌店がオープンしてから、更に急速に客が減り、ここ最近は、西武館は、客よりも店員のほうが多かったような気がします。
ロフトは、移転して別の場所でオープンする予定があるそうです。
今思うと、札幌西武を残すよりは、札幌そごうを存続しておいたほうが良かったのかもしれませんね。
札幌っ子にとっては「五番舘」というのはなつかしい響きがあるので、資本構成はどうあれ、名前だけでも残してほしかったと思ったのです。
ところで、いま気がついたのですが、本文中の「五番舘」の表記が間違ってますね。
お恥ずかしい。
あとで直します。