いままで何度か教育大の写真部の展覧会を見てきたけれど、今回がいちばん良かったと思う。
総じて言うのは、あまり意味がないかもしれないけれど、全体として、「外部にも目を向けている」という印象を持った。
それは、単純に「社会派」だといっているのではない。そういう、ルポルタージュ系の写真ということではない。ただ、自分のうちに引きこもっている写真ではないなあ、という感じを抱いたのだ。
なお、大半は銀塩モノクロというのも好感度。
三橋夏希さん「ユメイロ」
女の子の表情がすごく良い。
欠点を挙げれば、フィルムにほこりがついているとか、女の子の手前にジャマするように柱があるのは構図の欠点だとか、ピンが手前に来すぎているとか、いろいろあるのだけど、それらをすべて帳消しにする笑顔の魅力。
今井美里さん「金曜の夜」
モノクロ5枚。
ちょっと暗い焼きで、歩行者用の跨(こ)線橋などがとらえられている。
なんといっても、タイトルの勝利。いつまでも終わってほしくない、永遠に明けないでもらいたい、金曜の夜。青春の情感が画面の隅々に滲透(しんとう)している。
松谷真■子さん「存在が消えていく」「何も始まらない街」
メモの字がきたなくてお名前が判読できない。ごめんなさい。
札幌駅の雑沓(ざっとう)や、ノルベサ(ススキノの観覧車)などを、一歩引いた地点から、きびしく凝視している。
佐々木香澄さん「sax吹きの休日」
晴天。美しい空。にぎやかであると同時に、ものすごく孤独な演奏者の情景とも見える、両義的な写真。
南俊輔さん「ファンタスゴマリア」
多重露光を駆使し、既成のイメージを引用して、作品をつくりあげている。なんでもやってやろうという若々しい遊び心があると思う。
川村真理子さん、神成望さんも出品。
07年3月28日(水)-4月6日(金) 10:00-24:00(最終日-17:00)
宮田屋珈琲豊平店(豊平区平岸4の1-4-4 地図I)
総じて言うのは、あまり意味がないかもしれないけれど、全体として、「外部にも目を向けている」という印象を持った。
それは、単純に「社会派」だといっているのではない。そういう、ルポルタージュ系の写真ということではない。ただ、自分のうちに引きこもっている写真ではないなあ、という感じを抱いたのだ。
なお、大半は銀塩モノクロというのも好感度。
三橋夏希さん「ユメイロ」
女の子の表情がすごく良い。
欠点を挙げれば、フィルムにほこりがついているとか、女の子の手前にジャマするように柱があるのは構図の欠点だとか、ピンが手前に来すぎているとか、いろいろあるのだけど、それらをすべて帳消しにする笑顔の魅力。
今井美里さん「金曜の夜」
モノクロ5枚。
ちょっと暗い焼きで、歩行者用の跨(こ)線橋などがとらえられている。
なんといっても、タイトルの勝利。いつまでも終わってほしくない、永遠に明けないでもらいたい、金曜の夜。青春の情感が画面の隅々に滲透(しんとう)している。
松谷真■子さん「存在が消えていく」「何も始まらない街」
メモの字がきたなくてお名前が判読できない。ごめんなさい。
札幌駅の雑沓(ざっとう)や、ノルベサ(ススキノの観覧車)などを、一歩引いた地点から、きびしく凝視している。
佐々木香澄さん「sax吹きの休日」
晴天。美しい空。にぎやかであると同時に、ものすごく孤独な演奏者の情景とも見える、両義的な写真。
南俊輔さん「ファンタスゴマリア」
多重露光を駆使し、既成のイメージを引用して、作品をつくりあげている。なんでもやってやろうという若々しい遊び心があると思う。
川村真理子さん、神成望さんも出品。
07年3月28日(水)-4月6日(金) 10:00-24:00(最終日-17:00)
宮田屋珈琲豊平店(豊平区平岸4の1-4-4 地図I)