北海道美術ネット別館

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札幌国際芸術祭2014ファイナルトーク

2014年09月29日 21時34分34秒 | 札幌国際芸術祭
(承前。写真は、Iさんに撮ってもらいました)

 9月28日の続き。

 右から、モデレータ(司会者)のSIAF2014ゼネラルプロデューサー 武邑光裕さん
SIAF2014企画アドバイザー 浅田彰さん
SIAF2014アソシエイト・キュレーター 飯田志保子さん
SIAF2014アソシエイト・キュレーター 四方幸子さん
SIAF2014地域ディレクター 端聡さん
北海道美術ネット主宰 梁井朗
札幌芸術の森美術館 副館長 吉崎元章さん
北海道立近代美術館 学芸部長 寺嶋 弘道さん

 右の5人が、SIAFの直接の関係者で、左の3人がゲストという位置づけであった。

 トークに先立ち、札幌市資料館のイノベーションアイデアのコンテストの表彰式があった。
 審査委員長も話していたが、「募集して、選んで終わり」ではなく、市は、あそこをアートセンターなどに改装することを真剣に検討してほしい。


 さて、最初に10分間話してくれということになって「ゲッ」と思ったのだが、直前になって段取りが変わり、初めのうちに浅田さんが総括的なことを話すとともに、坂本龍一さんのメッセージを代読するという手順になった。
 これは、坂本教授がアーティストとしてまじめな人であるせいか、メッセージが、あれもできなかったこれもできなかったという反省の羅列になってしまっている箇所がけっこうあって、最後の方に朗読すると「次につなげる!」という前向きな感じが出ないため、という判断になったためである。
 おかげで、会場の雰囲気がほぐれた後で、話すことができて、ホッとした。
 話の内容は、おおむねこれまでブログに書いてきたことだが、まず

「現代アートというと、難しそうというイメージで、市民もとっつきづらかった。とにかく第1回をやることで、芸術祭がどんなものなのか分かったと思うし、今後どうするかについても話のたたき台ができたのは、良かったと思う」

というようなことを話した。
 主催者側が集まると、やはり自画自賛になってしまう面があるだろうから、多少は厳しい「外部の意見」を言うことを求められているのだろうし、筆者も大絶賛を繰り返すつもりはないとはいえ、批判のさじ加減というのは、なかなかむつかしい。
(ただ、野村萬歳・アイヌ舞踊の中止については、誰かがはっきり言っておくべきだったと思う)

 ほかの方々は筆者と違って専門家なので、それぞれ示唆に富む話をしておられた。
 浅田さんが、例の「東京のような田舎」発言を繰り返していたので、筆者は自席でケラケラと笑ってしまった。
 みなさんの間で丁々発止の発言が続いていたので、筆者の発言は最初の1回のみ。これでギャラをもらっていたら、詐欺だよね(笑)。




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