(承前)
次の目的地は「ウポポイ 民族共生象徴空間」。
白老駅からは、陸橋を渡って線路の北側から行くのが一般的だと思われます。
しかし、地図で見ると、線路の南側を通る中央通りから行き、最初の踏切を渡るとちょうど国立アイヌ民族博物館のようなので、そちらのルートを歩くことにしました。
なお冒頭画像は、道路沿いにあった新聞販売所の古い建物(現在使っている事務所はその隣の新しい建物のようです)。
地方の町村などでは複数の新聞を配達している販売店は、ごく普通にあります。
ただ、ここで目を引くのが「室蘭民報」と「苫小牧民報」の両方の看板が掛かっていること。
白老町は、室蘭と苫小牧の中間に位置しているため、どちらの地域紙も購読することができるのでしょう。
これは、道内では同様の例をちょっと思いつかない、珍しいことです(名寄と士別の双方をカバーするため、その中間の風連町に本社を置いていた新聞社はあります)。
中央通りは、白老のメインストリートといえると思います。
ただ、白老駅を出て右側は、商店や飲食店が続いて、繁華街っぽい雰囲気がいくらか感じられるのに対して、いま歩いている左側はお店が多くありません。
シャッターをおろして何年もたっていそうな建物もいくつかあります。
踏切の手前に、コープさっぽろや100円ショップなどが並び、車の出入りは多いです。
踏切を渡ると、目の前に国立民族博物館の建物が見えます。
しかし、まっすぐに入ることはできません。
左に戻って、しばらく進まないと、敷地への入り口にたどり着かないのです。
線路の南側から来たほうが近そうだと思っていたのですが、遠回りになってしまいました。
しかも、門の前に出た! と思ったら、出口専用の表示が出ていて、さらに歩かされます。
入り口は、団体や修学旅行などにも対応できるよう、相当広大なスペースが広がっています。
その先のアプローチも長くて、北海道の森をシルエットで描いたコンクリートの壁画の間を抜けていかなくてはならず、なんだかやたらと歩かされるというのが第一印象なのでした。
昼になっていたので、Café RIMSE(カフェリムセ)で、アイヌ民族料理「チェプオハウセット」を註文しました。1400円。
外のテーブルのほうが、気持ちよさそうだったので、そこで食べました。
筆者が食べ始めたときにいた、中国語を話す観光客らしき人たちはじきにいなくなり、大きなテーブルを独りじめです。
献立はサケのオハウ(汁物)です。
石狩鍋の、大根やニンジンの切り方が大きくて、塩で味付けしたバージョン、という感じです。
おいしいのですが、ちょっと薄味です。
肉料理やスパイシーな味付けに慣れた人には物足りないかもしれません。
しかし毎日のように食べるなら、こういう飽きのこないシンプルな料理のほうが良いのでしょう。
(だいたい、現代日本の食事のバリエーションは、世界的・歴史的にみてもあまり例を見ない豊富さだと思われます)
なお、このお店の食事メニューはほかに「キナオハウセット」や道産子野菜カレーなどがあります。
運営は社会福祉法人が担っているそうですが、味、価格、雰囲気など、一般のお店とまったく変わらないと感じました。
少し先に進むと、ドーナツ型の建物に囲まれた円形の広場があります。
この建物の中に、フードコートやおみやげ店、チケット販売コーナーなどがあります。
飲食メニューはこちらでもいろいろ食べられそうです。
券売機で一般1200円を払って、中に入ります。
なお、特別展(今回は藤戸竹喜展)は、別途300円がかかります。
筆者は5年前、まだここが前身の「アイヌ民族博物館」だったとき以来の来訪になります。
ポロト湖の眺めは変わりませんが、それ以外のあまりの変貌ぶりには、驚くしかないのでした。
次の目的地は「ウポポイ 民族共生象徴空間」。
白老駅からは、陸橋を渡って線路の北側から行くのが一般的だと思われます。
しかし、地図で見ると、線路の南側を通る中央通りから行き、最初の踏切を渡るとちょうど国立アイヌ民族博物館のようなので、そちらのルートを歩くことにしました。
なお冒頭画像は、道路沿いにあった新聞販売所の古い建物(現在使っている事務所はその隣の新しい建物のようです)。
地方の町村などでは複数の新聞を配達している販売店は、ごく普通にあります。
ただ、ここで目を引くのが「室蘭民報」と「苫小牧民報」の両方の看板が掛かっていること。
白老町は、室蘭と苫小牧の中間に位置しているため、どちらの地域紙も購読することができるのでしょう。
これは、道内では同様の例をちょっと思いつかない、珍しいことです(名寄と士別の双方をカバーするため、その中間の風連町に本社を置いていた新聞社はあります)。
中央通りは、白老のメインストリートといえると思います。
ただ、白老駅を出て右側は、商店や飲食店が続いて、繁華街っぽい雰囲気がいくらか感じられるのに対して、いま歩いている左側はお店が多くありません。
シャッターをおろして何年もたっていそうな建物もいくつかあります。
踏切の手前に、コープさっぽろや100円ショップなどが並び、車の出入りは多いです。
踏切を渡ると、目の前に国立民族博物館の建物が見えます。
しかし、まっすぐに入ることはできません。
左に戻って、しばらく進まないと、敷地への入り口にたどり着かないのです。
線路の南側から来たほうが近そうだと思っていたのですが、遠回りになってしまいました。
しかも、門の前に出た! と思ったら、出口専用の表示が出ていて、さらに歩かされます。
入り口は、団体や修学旅行などにも対応できるよう、相当広大なスペースが広がっています。
その先のアプローチも長くて、北海道の森をシルエットで描いたコンクリートの壁画の間を抜けていかなくてはならず、なんだかやたらと歩かされるというのが第一印象なのでした。
昼になっていたので、Café RIMSE(カフェリムセ)で、アイヌ民族料理「チェプオハウセット」を註文しました。1400円。
外のテーブルのほうが、気持ちよさそうだったので、そこで食べました。
筆者が食べ始めたときにいた、中国語を話す観光客らしき人たちはじきにいなくなり、大きなテーブルを独りじめです。
献立はサケのオハウ(汁物)です。
石狩鍋の、大根やニンジンの切り方が大きくて、塩で味付けしたバージョン、という感じです。
おいしいのですが、ちょっと薄味です。
肉料理やスパイシーな味付けに慣れた人には物足りないかもしれません。
しかし毎日のように食べるなら、こういう飽きのこないシンプルな料理のほうが良いのでしょう。
(だいたい、現代日本の食事のバリエーションは、世界的・歴史的にみてもあまり例を見ない豊富さだと思われます)
なお、このお店の食事メニューはほかに「キナオハウセット」や道産子野菜カレーなどがあります。
運営は社会福祉法人が担っているそうですが、味、価格、雰囲気など、一般のお店とまったく変わらないと感じました。
少し先に進むと、ドーナツ型の建物に囲まれた円形の広場があります。
この建物の中に、フードコートやおみやげ店、チケット販売コーナーなどがあります。
飲食メニューはこちらでもいろいろ食べられそうです。
券売機で一般1200円を払って、中に入ります。
なお、特別展(今回は藤戸竹喜展)は、別途300円がかかります。
筆者は5年前、まだここが前身の「アイヌ民族博物館」だったとき以来の来訪になります。
ポロト湖の眺めは変わりませんが、それ以外のあまりの変貌ぶりには、驚くしかないのでした。
(この項続く)