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桜はあまり見られなかった 東京2017-2(7)

2017年04月24日 22時02分44秒 | つれづれ写真録
(承前)

 逗子駅から乗った「新宿湘南ライン」の車内はすいていた。

 車窓からは、あちこちに桜が咲いているのが見える。
 しかし電車が高速な上、窓ガラスに水滴がついているので、写真はなかなか撮れない。
 天気が悪いため、どこかで降りてふらりと桜をさがしに散歩する気には、とうていなれない。

 


 西大井駅のプラットフォームから桜が見えたので、電車を降りて、品川方面への電車を待つ。

 次は東京藝大美術館の雪村展を見るべく、品川で京浜東北線に乗り換え。
 なぜここで、東京上野ラインに乗らなかったのか、自分でも分からない。

 しかし、自分が雪村をほんとうに見たかったのかは、だんだん疑念がわいてきた。ちょうど、東京ステーションギャラリーで「パロディ二重の声」展が開かれており、ツイッターでの評判も良かったことを思いだし、神田で電車を降りて、東京まで戻った。

 この展覧会は、一般的な美術展とはかなり異なる分野に焦点を当てており、大変な労作であった。
 16日で終了。

 東京からは中央線快速と山手線を乗り継いで渋谷へ。
 中央線快速の車窓からも、外濠のほとりに咲き乱れる桜がよく見えた。




 渋谷ハローワーク附近。

 渋谷では、BUNKAMURA で暁斎を見るのが目的だったが、南口の改札を出てからハチ公前のスクランブル交叉点に抜けるのに道に迷って大変な時間を浪費した上に、間違えて道玄坂を上ってしまった。

 渋谷がかつてより分かりづらくなっているのは事実のようで、ヒカリエのあたりで工事しているのを見ると、これは30年後にも工事を続行しているのではないかと思われるのだが、それにしてもかつてはスイスイと歩いていた街でこれほど難儀するとは、われながら情けない。

 おかげで、暁斎展は駆け足になってしまった。
 2002年に原宿の太田記念美術館で見て、暁斎ファンになったきっかけの、象の曲芸の錦絵「天竺渡来大評判 象の戯遊」を再び見ることができたのは、うれしかった。
 15年前は「知る人ぞ知る」存在だった河鍋暁斎もかなり美術ファンに認知されてきていると思う。
 

 渋谷駅ハチ公前出口のところに咲いていた桜。

 葉が出てきて、そろそろ散り始めだ。



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