■TOYCAMERA Exhibition パシャパシャの会 vol.1（3月30日まで）

（文中の学校名などを訂正しています。重ね重ね申し訳ありません）

　トイカメラ（おもちゃ写真機）は、あいかわらず若い女性を中心にブームが続いているようです。
　ただ、何百点も展示されている写真すべてがトイカメラで撮影された展覧会って、意外にめずらしいかもしれません。

　出品しているのは、札幌大谷短大専攻科や北海道造形デザイン専門学校の在校生・卒業生など男女8人。
　壁にそれぞれの作品がはられているほか、会場の中央には、全員の作品をまぜこぜにして天井からつるしている（冒頭の画像は、それを撮ったもの）。




　全体的には、それほど構えずに身の回りにレンズを向けてぱしゃぱしゃ撮った－という感じの作品が多いのだけど、AN Oさん（上の画像の左側)は個性的。
　女優の写真と落ち葉の写真をコラージュして、それを再撮影しているみたい。青とオレンジの基調色がはっきりしていて、統一感のある展示になっている。

　右はikushinさん。
　大小の正方形の写真がばらばらに展示されている。喫煙コーナーや、雪まつり大雪像の上に広がる空、キューピー人形など、目の付けどころがおもしろい。




　黒い布で額縁のようなものを作って展示しているのはmeg?さん。
　たばこ屋の看板やビルなど、トイカメラはやっぱり色調が懐かしい感じ。

　若い人たちは、小さいころからデジカメのほうが一般的だったんですね～。
「気まぐれだけど、そこがおもしろい。（現像、プリントが)返ってくるまでどんなふうに写っているのかがわからないところが、わくわくします」
と、meg?さんはトイカメラの魅力について話していました。

　気負わずに、じぶんのペースで写真をつづけていけることは、いいことだと思います。
2010年3月26日（木）～30日（火）10：00－7：00（
アートスペース201（中央区南2西1、山口中央ビル6階　地図Ｂ）