最近、根性というか体力がなくなってきているなと、感ずることが多い。
18日は、筆者の職場は土曜日にもかかわらず多忙な日だったのだが(19日朝刊をごらんになればわかるとおり、北海道博物館オープン、「アール・ヌーヴォーのガラス」「渡辺淳一展」の開幕が重なった)、同僚がだいじょうぶだと言うので、出社せず。
しかも午前中は、疲れが取れず、自宅でゴロゴロしていた。
ようやく昼過ぎになって、バスで出かける。
豊平橋を渡って、たもとの公園で、梅の花が開いているのを見て驚く。
最初に行ったのが札幌市民ギャラリー。
3月に改装オープンしてから中に入ったのは初めて(冒頭の画像)。
部屋の配置など基本は変わらないのだが、照明がすべてLEDになり、天井などもきれいになっていた。
「第66回 札幌墨象会展」「第29回 北海道墨人展」「公募第二十七回 北南会展」の三つを見た。
北南会という名が「北海道南画会」の略称であることを初めて知った。
水墨画や墨彩画の風景画が並ぶ中、「たそがれ時」という作品がちょっと変わっていた。不気味な形をした枯れ木が何本かはえている上に、にじんだ灰色の空が広がり、太陽の前を6羽の黒い鳥が横切っていく。
なんだか、不安を感じさせる1点だった。
(この項続く)