きょう10月29日の北海道新聞夕刊に、根室の画家、高坂和子(こうさか・かずこ)さんの追悼記事が出ていた。
高坂さんの絵はふしぎな絵だった。
近づいてみると緑の斑点のようなのに、ちょっと離れてみると、草むらの絵に見える。それも、明暗を強調した、写真のようにリアルな絵に見えるのだ。
題材は、荒涼として、木に乏しい根室地方の野だった。
いつだったか、道展に、じぶんの幼少時の写真をフィーチャーした構成画を出品していた年もあったが、どういう意図だったのかは聞きそびれた。
「わたしの絵は抽象画なんです」
と語っていらした。
方法論にきわめて自覚的な画家だったと思う。
道展会員ではあったが、中央の公募展には出品していなかったし、東京での個展(下記リンク先参照)も、2001年に、周囲に勧められてやっと開いたという、どちらかというとひかえめな方だったので、知名度はそれほど高くない。
しかし、北海道の絵画を考える上で、絶対にはずせない画家であることは間違いない。
ご冥福をお祈りします。
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2001/010514.html
高坂さんの絵はふしぎな絵だった。
近づいてみると緑の斑点のようなのに、ちょっと離れてみると、草むらの絵に見える。それも、明暗を強調した、写真のようにリアルな絵に見えるのだ。
題材は、荒涼として、木に乏しい根室地方の野だった。
いつだったか、道展に、じぶんの幼少時の写真をフィーチャーした構成画を出品していた年もあったが、どういう意図だったのかは聞きそびれた。
「わたしの絵は抽象画なんです」
と語っていらした。
方法論にきわめて自覚的な画家だったと思う。
道展会員ではあったが、中央の公募展には出品していなかったし、東京での個展(下記リンク先参照)も、2001年に、周囲に勧められてやっと開いたという、どちらかというとひかえめな方だったので、知名度はそれほど高くない。
しかし、北海道の絵画を考える上で、絶対にはずせない画家であることは間違いない。
ご冥福をお祈りします。
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2001/010514.html
情報ありがとうございます。
おそらく芸術の森美術館が「北の創造者たち展」で高坂さんをとりあげた際に入手したものだと思います。
そのうち見に行きますね。