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オホーツク小さな旅(44) 網走・生田原その3

2011年03月09日 22時05分43秒 | つれづれ日録
承前)

 網走市立美術館で見た黒蕨壮さんの彫刻展は実におもしろかった。
 トリッキーなだけじゃなくて、人間存在を考えさせるなにかがある。 
 近いうちに別項で紹介します。

 さて、美術館を出て、昼食をとるところを探す。



 バスターミナル前の道路をまっすぐ歩いていると、道は川べりに出て、目の前に現れるのが「道の駅 流氷街道」。

 網走観光の新しい拠点であり、流氷観光船「おーろら」の発着ターミナルでもある。

 そういうわけなので、網走駅(ここは、じつは市の中心部から西にやや離れたところにある)よりもむしろ観光客でにぎわっているようにさえ見える。

 2階にはセルフサービスの食堂(フードコート)がある。




 網走と映画、といえば、ご存じ「網走番外地」。
 脚本も展示してある。




 窓際のカウンターからは、網走川の河口と、流氷が遠く浮かぶオホーツク海、そして「帽子岩」が手に取るように見える。
 食べているうちにおーろらが帰ってきた。




 食べたのはかにめしだが、これがなんと500円。
 こんなにお得感たっぷりの外食は久しぶりだ。
 食券を買って席で待っていると、番号を呼ばれ、カウンターに行くと料理が用意されているという、合理的なシステムである。




 満足して、このあと、市役所前の野外彫刻を見て、中心街にあるフジヤ書店で本を2冊買う。
 ここは、小さい書店だが、岩波文庫が置かれており、なかなか健闘している。ただ、岩波以外の新書の品揃えが少ないのが残念。

 網走高校跡の向かいにある東3丁目の停留所から網走バスに乗った。



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