北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

北のアルプ美術館(斜里町)の庭で オホーツク小さな旅(112)

2020年07月24日 09時32分07秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 斜里行きの11本目のブログ記事です。
 前項で書きつづったとおり、充実した気持ちで「北のアルプ美術館」を去りました。帰るさに、図録など3冊を買い、その後であわてて、田中良さんが峰浜(斜里町)のバス停を描いた、館内の展示作の絵はがきを買い足しました。

 北のアルプ美術館(オホーツク管内斜里町朝日町11の2)は庭が広いです。
 野外彫刻も点在しており、それについては8年前の訪問の際にあらかた紹介しましたので、以下の記事を参照してください。

藤原秀法「北の裸婦」

「芽生え」「歓び」「眠り」「やすらぎ」(二部黎)

鈴木吾郎「子供の情景・響き」

 ただ、小樽在住のベテラン彫刻家・鈴木吾郎さんの「子供の情景・響き」については、前回うかつにも気づいていないことがありました。

 いすにすわって笛を奏でる少年の、向かって左側にもおなじいす(いすの彫刻、というべきか)が据え付けられているのですが、その背もたれに、小鳥が止まっているのです。
 スズメでしょうか。
 これは、粋な造形ですね。

 と同時に、筆者のような鈍い人間が乱暴に腰を下ろしたら、この小鳥を傷つけてしまうのではあるまいかと、ちょっと心配になってきました。そんな人がいませんように…。


 前回気づかなかったことのもう一つは、句碑の存在でした。

うぐいすの声に忘れて上り坂

昭和二十五年作 月 朗  

と読めます。



□鈴木吾郎の世界 http://www1.odn.ne.jp/~cbj17550/newpage1.html

鈴木吾郎「和」「愛」 岩見沢の野外彫刻(1)(2)
鈴木吾郎「少女十六歳」 (小樽)
鈴木吾郎「屯田時計塔」 (北見)

鈴木吾郎「ASUKA」
鈴木吾郎展 (2016)
【告知】鈴木吾郎 彫刻50年展 (2012)
【告知】鈴木吾郎 / 哀しみの容(かたち)展 (2011)
鈴木吾郎古希・テラコッタ自選展(2009年)
小樽 美術家の現在シリーズ1 鈴木吾郎展
鈴木吾郎テラコッタ新作展(2002年)




・知床斜里駅から約1.4キロ、徒歩18分



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。