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■谷口能隆写真展 「Paris & Prague」

2010年01月10日 16時41分23秒 | 展覧会の紹介-写真
 先ごろ、サッポロファクトリーでひらかれた「さっぽろフォトステージ」ではモノクロの欧洲風景を出品していた札幌の谷口さんの個展。
 今回は、正方形にトリミングしたモノクロ8点と、通常のサイズのカラー26点を展示しています。

 「さっぽろフォトステージ」ではモノクロだった、プラハの路面電車の線路が敷かれた夜の街路の写真が、今回はカラーで出品されています。このあたり、デジタルの便利さをあらためて思います。
 それにしても、欧洲の都市は、路面電車が残っているところが多くて、いいですね~。プラハの国立歌劇場の前を路面電車が通り過ぎていく瞬間を撮った1枚など、ほんとに旅情を感じさせて好きな1点です。
 また、からくり時計そのものでなく、それを見に来た群衆を上からとらえた1枚もおもしろい。
 パリでも、観光名所を撮った作品もありますが、何の変哲もない街路を撮った写真が美しく感じられます。パサージュのショーウィンドウに、オードリー・ヘプバーンの写真集がならんだ1枚とか、いいですねー。

 発色も、昔のアグファを思わせる落ち着いた色調のものもあり、欧洲の空気感がよく表現されていたと思います。


2010年1月6日(水)-11日(月)11:00-7:00
新さっぽろギャラリー(厚別区厚別中央2の5 デュオ2 5階)

さっぽろフォトステージPart2 (2009年12月)
谷口能隆写真展「Paris」(2008年)


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2 コメント

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Unknown (のろちゃん)
2010-01-10 18:20:33
私も見に行きました。やはり、ヤナイさんも言っているように、群衆の写真が一番印象に残っていますね。ピントばっちりで、群衆だけではなく、手前に時計が写っているのがいいなぁと感じました。あともう一枚、私が印象に残っているのは、バスの乗客を外から撮った写真です。たしか中の乗客二人が、同時に(写真なので当たり前ですが)眼をつぶっています。写真の中に写った眼ってすごく力強いです。
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こんばんは! (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2010-01-10 21:03:43
バスの窓越しに、遠くの建物が写っている1枚ですよね。
というか、プラハってほんとに美しいのだなと思います。
いままで何人かの絵で見てきましたし、言語学者の千野栄一さんの本などで、楽しそうな都市だなーと思ってましたが、いつか行ってみたいところです。昼は写真、夜はビール(笑)  
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