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【告知】神田日勝、画家デビューの頃 ~early 1960's (10月25日~12月4日、鹿追)

2011年10月22日 23時27分44秒 | 展覧会等の予告
 神田日勝記念美術館はこの秋、横浜「馬の博物館」と、所蔵品をばくりっこ(=北海道弁で「交換」)しており、代表作のほとんどは見ることができませんでした。

 10月下旬から、いつものように、神田日勝に焦点を当てた企画が始まります。

 特別企画展神田日勝、画家デビューの頃 ~early 1960'sのチラシから引用します。

1961年6月、第16回全道展で神田日勝は「ゴミ箱」で北海道知事賞を受賞します。
この年は兄、一明が北海道教育委員会教育長賞、一明の妻、比呂子が会友推挙など神田一家の活躍が美術界で話題になった年でもありました。日勝は、その後に全道展で会友推挙(1963年)、独立展に初入選(1964年)するなど、画家としての地歩を固めていった時期にあたります。

本展は、1960年代前半の全道展と道展の作家群像に焦点を当て、神田日勝が画家として地歩を築いていった時代の美術動向や時代の雰囲気の一端を紹介します。


 国松登 「氷人 B」
 神田一明「赤い室内」
 伏木田光夫「F家の肖像」
 難波田龍起「秋の詩」
 阿部典英「作品526-コ」
といった、道立近代美術館の所蔵品が展示されるようです。

 すでに道立近代美術館は工事のため休館しているので、作品を借りてくるのに、うまい時期を狙いましたね。

 1960年前半といえば、日本の美術界ではアンフォルメル旋風が吹き荒れていたのでしょうか(リアルタイムではさすがに知りませんが)。

 具体美術協会や読売アンデパンダンなどは、すっかり「歴史」になってしまいましたが、その当時を生きた人は、現在から歴史として振り返るのとは、またちょっと異なる感覚を持っていたのでしょう。
 さまざまな角度から歴史をみるきっかけになりそうな、好企画が期待できそうです。

 
2011年10月25日(火)~12月4日(日)10~5時(入館~4時半)、月曜休み、祝日は開館し翌火曜(11月4、24日)休み
神田日勝記念美術館(十勝管内鹿追町東町3)
一般500円(10人以上の団体450円)、高校生300円(同250円)、小中生200円(同150円)

ギャラリートーク 11月5日(土)午後2時 要観覧券

親子ワークショップ 11月23日(水)午前10時~正午 鹿追町民ホール
対象:幼児と親、小学生
参加費:500円
内容「1960年代の生活や遊びに関連したもの」



・JR帯広駅か新得駅から北海道拓殖バスに乗り「神田日勝記念美術館前」で降車
(新得駅からは1日平日4本、土日祝日2本しか走っていないので注意)


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