タニグチさんは札幌の陶芸家。
江別市セラミックアートセンターで個展がひらかれたこともあります。
ここ数年は、ギャラリー大通美術館で毎年のように個展をひらいていますが、土の味を生かした、少々のひびや亀裂は気にしないダイナミックな作品を多く手がけています。いかにも穴窯で焼成したらしい、焼き締めの作品でした。
ところが、今回は一変して、磁器のように焼成した「白の世界」です。
テーブルにアクリル板を置き、その上に作品をならべています。食器や茶碗、花器などではなくオブジェといったほうが適切のようです。ひとつひとつ見ていくと、荒物のまげわっぱを思わせる形だったり、都市計画の模型のような形だったり、一般的な彫刻や工芸の世界ではあまり見かけない、独特のスタイルのものが多いです。
ただ、これまでの力みなぎるタニグチさんの世界にくらべるとなんだかかわいらしささえ感じます。
釉薬は用いず、陶石の表面の繊細さが生きています。
タニグチさんによると、これまでの作風をやめたわけではないとのこと。「今回は季節に合わせて取り組んでみました」と笑っておいででした。
08年2月26日(火)-3月2日(日)10:00-19:00
ギャラリー大通美術館(中央区大通西5、地図A)
江別市セラミックアートセンターで個展がひらかれたこともあります。
ここ数年は、ギャラリー大通美術館で毎年のように個展をひらいていますが、土の味を生かした、少々のひびや亀裂は気にしないダイナミックな作品を多く手がけています。いかにも穴窯で焼成したらしい、焼き締めの作品でした。
ところが、今回は一変して、磁器のように焼成した「白の世界」です。
テーブルにアクリル板を置き、その上に作品をならべています。食器や茶碗、花器などではなくオブジェといったほうが適切のようです。ひとつひとつ見ていくと、荒物のまげわっぱを思わせる形だったり、都市計画の模型のような形だったり、一般的な彫刻や工芸の世界ではあまり見かけない、独特のスタイルのものが多いです。
ただ、これまでの力みなぎるタニグチさんの世界にくらべるとなんだかかわいらしささえ感じます。
釉薬は用いず、陶石の表面の繊細さが生きています。
タニグチさんによると、これまでの作風をやめたわけではないとのこと。「今回は季節に合わせて取り組んでみました」と笑っておいででした。
08年2月26日(火)-3月2日(日)10:00-19:00
ギャラリー大通美術館(中央区大通西5、地図A)