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上川管内東川町で「農民彫刻家」として活躍し、札幌・創成川沿いの大友亀太郎像などを手がけた松田与一さんの彫刻が、農協(JAひがしかわ)の前にあります。
若い男女と、子どもの像です。
男性は上半身裸で、肩の上に幼い子を乗せて前方に指をまっすぐさしています。
新しい時代の、希望と夢を感じさせる農家を表現しているようです。
きまじめな感じは、松田与一さんらしいと思います。 . . . 本文を読む
6月16日(日)は午後から外出。
きのう行けなかった3カ所を回りました。
お祭りでごった返す地下鉄南北線中島公園駅を降りて、TO OV cafe / gallery(ト・オン・カフェ)で「河合春香個展 アナロジー /純粋な確認行為」(16日で終了)。
これまでにくらべ油彩のタブローが減り、水彩のドローイングが大半を占めるようになりました。
きちっとしたかたちをとる前の、日々の息づ . . . 本文を読む
小樽出身、札幌在住の日本画家による個展。
百貨店の画廊では、グループ展に参加したことはありますが、個展は初めてだそうです。
花の絵が大半ですが、日本画の花という旧来のイメージとはかなり異なる絵です。
花一輪を、真っ正面から描いているのです。
なかでも筆者がおどろいたのは、冒頭画像の右端「あなたらしく」。
なんと、チューリップを真上から見て描いたのだそうです。この発想には、脱帽です。 . . . 本文を読む
午前は、この日がオープニングの「共振」展のギャラリートークを聴くため、本郷新記念札幌彫刻美術館に行きました。
6人の札幌の作家(美術家と歌人)が本郷新と「コラボ」した、非常に意欲的なキュレーティングの展覧会です。オススメです。
地下鉄東西線を西28丁目駅で降りたら、バスの発車まで25分もありました。
待ちきれず、円山公園駅バスターミナルまで歩き、円山西町行きのバスに乗ることにしました。
. . . 本文を読む
(承前)
次の目的地は、市立小樽美術館のミュージアムショップです。
先日、購入するのを忘れた「SEVEN DADA'S BABY 再考」展の図録を買い求めるためです。
国道5号まで出てバスに乗るか(本数が多いのでそれほど待たずにすみそうです)、1.8キロの道のりを歩いていくか、迷いました。
先ほど来た道を戻って、ひたすら真っ直ぐに歩くことにしました。突き当たりにあるのが、目指す美術館・ . . . 本文を読む
(承前)
南小樽駅を出て、駅前の十字路から南東をまっすぐ進みます。
郵便局や信号機のある交叉点を過ぎ、次の、信号のない交叉点を右に曲がって、「新地町踏切」を渡り、すぐに左手に折れると、生活道路沿いに旧園田商店が立っているのが見えます。
2階建ての、ふつうの家ぐらいの大きさです。
会場に入ると、ワンドリンク制ですと言われ、作品を見てから註文でも良いとのことだったので、まずは2階に上り、こ . . . 本文を読む
午前は、シアターキノで、ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の映画「PERFECT DAYS」を見ました。
この日がロングランのロードショーの最終日。
無口なトイレ清掃夫・平山にふんする役所広司の演技が見事でした。
パンフレット(1100円)を買いました。
Wim Wenders のフィルモグラフィが載っており、横4列にわたって彼が監督した映画のポスターが新しい方からずらっと並んでい . . . 本文を読む
2010年からほぼ毎年個展を開き、新作の木彫を発表している北村哲朗さん。
登別市在住ですが、伊達市大滝の作業場で創作を続けています。
今回も、さまざまな樹種による大作や小品が並びました。
イタヤカエデの一本の木による「風のトルソ」。
まず、今どきこんな巨木があることにおどろきましたが、北村さんに話があったときは「このままだと薪になっちゃうよ」と言われたそうです。
木の中の空洞な . . . 本文を読む
9日(日)
終日家にいました。ブログ執筆と休憩。
10日(月)
この日から12日まで3日間連続で、原稿執筆に苦吟。
10日は、この日まで3日間のみ公開だった、澁谷俊彦個展「静寂と沈黙のはざま」を見るため、自家用車で東本願寺札幌別院へ。
建物内に本格的な茶室「愚邱庵」があり、そこから窓の先に続く石庭とを会場に、Generation シリーズが配置されていたのですが、和の空間 . . . 本文を読む
今年の北海道書道展で、記録に残しておかなくてはならないことは、今回から「会員・公募展」と「招待・会友展」という、二つの期間に分けて開催するようになったことです。
昨年までは、「北の書作家」という副題を持つ「会員・招待展」と、一般の公募作品の展示を、時期をずらして札幌市民ギャラリーで行い、会友展は、札幌パークホテルの地下で開いていました。
つまり、三つの展示を順々に開催していたのです。
以前 . . . 本文を読む
カラーフィルムを使ったスナップ写真を撮る「おばけうさこ」さんと、音楽イベントの装飾などで活躍するこんのあきひとさんの「こんの工作所」のコラボ展。
喫茶こんは、ほっとできる良いお店だけれども、奥の展示室はかなり狭いです。かつて札幌最小のギャラリーといわれた gallery new star よりも小さな部屋なのです。
その小ささを逆手に取って、郵便箱のような小さな箱を設置してその中に広大な空 . . . 本文を読む
多くの方から展示などのご案内をいただいています。ありがとうございます。
3~5月はアップできずにいて、すみません。
文中の「@●●」はツイッター(現X)のアカウントです。
随時更新します。
掲載希望者はご連絡ください(掲載されているけどやめてほしい、という希望も、もしあれば)。誤りがございましたら、ご指摘いただければ幸いです。
★新規追加★
札幌●共振ー本郷新+北海道の現代アーティ . . . 本文を読む
大嶋さんは札幌拠点の画家。
道内の団体公募展には出していませんが、二紀展には続けて出品していて、個展も時折開いています。
個人的な感想を言えば、2010年代におもに取り組んでいて「其処そこは此処ここです」という題の個展で発表していたシリーズが、筆者は好きでした。
おもに小樽の観光地を俯瞰 ふ かんしてとらえた絵なのですが、人々がふしぎな行動をとっていたり、地面に亀裂が入っていたり、遠くか . . . 本文を読む
4月23日に移転オープンの話題を書いた後、すっかり情報の更新をサボってしまいすみません。
すでにvol.2 の久野志乃展が終わったというのに…。
既報のとおり、移転オープンの記念として9月末まで、10人の個展を2週間サイクルで順に開催中です。
いずれもこれまでに道銀芸術文化奨励賞を受賞した画家や美術家。
水曜スタートで翌々週日曜までの12日間というサイクルです。
で、これはたぶん少 . . . 本文を読む
(承前)
画像を6月2日にアップし、テキストは11日に追加しました。
北海道ではめったにない琳派の展覧会なので、とてもありがたく拝見しました。俵屋宗達や尾形光琳、鈴木其一らの作品もありました。
それだけに、後半の「アニメ」部分が、どうして付け加えられたのか、正直なところよくわかりませんでした。
前半だけでは分量が足りなかったのでしょうか?
右側は鈴木其一《春秋草木図屏風》、奥は . . . 本文を読む