北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

大野耕太郎さん(滝川、陶芸家)の遺作が北海道伝統工芸展の会場に並んでいた

2024年11月08日 21時28分08秒 | 情報・おしらせ
 日本工芸会正会員として活躍し、北海道を代表する陶芸家のひとりであった大野耕太郎さんの「黄瓷縞手壺」や「青白磁縞手深鉢」が、黒い喪章とともに第12回北海道伝統工芸展(2024年11月5~11日、札幌三越ギャラリー) の会場入り口に並んでいました。  10月に亡くなったという情報は知らせていただいていましたが、公になるまで公表は控えておりました。  大野さんは1953年生まれ。千葉県館山市で育ちま . . . 本文を読む

■第12回伝統工芸北海道展 日本工芸会東日本支部北海道研究会 北海道在住作家による (2024年11月5~11日、札幌)

2024年11月08日 19時52分01秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 三越ギャラリーの両室を使って今年も開かれています。  伝統にのっとりつつ、現代の暮らしに合った要素をも取り入れた質の高い工芸作品が並んでいます。  出品している作家は次の通り。  陶芸  北川智浩(江別) 小山七郎(札幌) 高井秀樹(函館) 中村裕 (札幌) 西村和 (札幌) 三上慶耀(十勝管内鹿追町)  木竹工 島田晶夫(石狩管内当別町) 村木昭彦(札幌)  諸工芸 長谷川房代(函館) 降 . . . 本文を読む

2024年11月4日に行ったギャラリーは8カ所

2024年11月07日 08時53分03秒 | つれづれ日録
 ウイークデイに引きこもっていたこともあり、3連休は毎日外出することになりました。  この日は11時ごろ出発。  市資料館(山愛実 油彩展/金澤なおこペンスケッチ展/第31回夏休み自然観察記録コンクール/第10回PieLa イラスト絵画展らん会/第15回サークル北こぶし水彩会展) →三越ギャラリー(伝統工芸 日本 . . . 本文を読む

2024年11月3日も5カ所

2024年11月06日 18時53分00秒 | つれづれ日録
 前日、見られなかった第98回道展が最終日なので、札幌市民ギャラリーへ。  月寒中央駅でバス乗りかえ、豊平橋で降車。  昔はバス1本で来られたのになあ…。  豊平川の堤防に、まだ咲いている花がありました。  招待券をいただいていたのでそれはありがたかったのですが、出口で図録を買おうとしたら、会場内でしか販売していないとのこと。  半券の提出を求められましたが、そんなものを保管しているはずもなく、 . . . 本文を読む

2024年11月2日。またもあわただしい小樽への小さな旅

2024年11月06日 07時30分43秒 | つれづれ日録
 家にこもっていても原稿はいっこうに進まず、そろそろギャラリー巡りをしなくてはなりません。  2日(土)は、まず小樽へ。  朝7時半ごろのバスに乗ったら、部活や模試に向かう高校生とおぼしき客が30人以上乗ってきました。  しかし、8時20分発の都市間高速バス「高速おたる号 円山経由」は乗客8人。  バスは観光客(とりわけインバウンド)の利用が少ないようです。  このまま海外であまり知られないで . . . 本文を読む

■松木眞知子小品展 あおの表出 (2024年10月30日~11月4日、札幌)

2024年11月05日 16時53分00秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 札幌の松木眞知子さんが、カフェ北都館ギャラリーでは初となる個展を開きました。  北都館のサイトによると、松木さんは女子美短大を卒業。結婚、子育てを経て1999年初個展を開きました。  「2020年乳がんの手術をし闘病の中も制作を続け2022年全道展会員、2023年行動展会員推挙となり、今は命の大切さ、制作できる喜びを実感」 とある通り、この2、3年はまた進境を示しているように感じられます。   . . . 本文を読む

【お知らせ】2024年11月の展覧会など (5日更新しました)

2024年11月05日 16時27分56秒 | 展覧会等の予告
 2024年10月の続きです。  いただいたご案内から紹介します(この記事は随時更新します)。 ◆新着◆ 東京・銀座●伊藤彰規展<キタミブルー 日月>=11月18日(月)~26日(火)正午~午後6時(最終日4時半)、日曜休み、ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7-5 銀座中央通りビル7階 www.gallery-goto.com )。北見在住の画家。オホーツクの青い空を描く。2019年→ h . . . 本文を読む

民野宏之さん(画家)死去の情報

2024年11月05日 15時57分27秒 | 情報・おしらせ
 おもに書籍の装画の仕事で知られる札幌の画家民野宏之さんが10月31日に亡くなったという情報が流れています。  民野さんが毎年個展を開いていた東京・南青山のギャラリー「スペースユイ」が Twitter(旧 X)で明らかにしています。 https://x.com/spaceyui/status/1853026311192850528  民野さんは1956年、岩見沢生まれ。  友人のすすめでアクリル . . . 本文を読む

■つきめぐる (2024年10月17~27日、札幌)

2024年11月05日 10時36分46秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 最近、展覧会が終わったあとでの紹介ばかりになってしまい、申し訳ありません。  北大植物園の近く、北5条通りの北側の中通りに面したビルの2階に、こんな心地良い空間が広がっていたとはおどろきでした。  家具やユニークな木工のキシモトユキオさんと、モビールなどの造形を矢継ぎ早に発表しているjobin. (じょびん)さんの2人展。2人とゲストの作品が会場のあちこちに散在して、ゆっくりと回遊できるようにな . . . 本文を読む

訂正あり■「風の音(ね)」の造形 (2024年10月29日~11月3日、札幌)

2024年11月04日 22時58分44秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 新道展に抽象的な傾向の作品を出している 安味真理(北広島)、 堅田智子(苫小牧)、 田中郁子(日高管内浦河町)、 楓月まなみ(札幌)、 水高和彦(恵庭)の5氏によるグループ展。  ※以下の紹介で、安味さんの名と堅田さんの名が入るべき場所がさかさまになっていたので11月5日朝、訂正しました。申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。  2019年に、新道展と柴橋伴夫氏(詩人、美術評論家) . . . 本文を読む

2024年10月26日の定点観測とその他の写真

2024年11月04日 00時01分00秒 | つれづれ写真録
   毎年10月下旬あたりで、札幌の大通公園12丁目の紅葉を撮影しています。      今年は、昨年ほどではなかったにしろ、かなりの暑い夏でした。  初雪こそ早かったものの、気温も平年より高めに推移しており、木々の色づきはまずまずといったところだと思われます。  おおまかな印象ですが、早く色づく木といつまでも青々と葉を茂らせている木との差が、例年に比べると大きすぎるのではないかと感じます。 . . . 本文を読む

■田嶋裕子作陶展 旅する風と大地の記憶 (2024年10月25日~11月3日、札幌)

2024年11月03日 10時21分29秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 札幌の陶芸家、田嶋裕子が、ひさしぶりの個展を開いています。  31個のオブジェを並べた空間は圧巻。いずれも釉薬をかけず、異なる色の土を組み合わせて造形しています。  個々の作品に題はついておらず  "旅する 風と大地の 記憶" で全体のタイトルになっています。  田嶋さんは北海道陶芸会の会員。  海外旅行が好きで、これまでもおよそ50か国を旅してきました。  昨年もスペイン、モロッコ、ジブラ . . . 本文を読む

2024年10月27日から11月1日まで

2024年11月03日 10時15分27秒 | つれづれ日録
 27日は自宅で休養。  28日、車を出して北広島方面へ。 「にじのかかるところ」に、紅露はるか日本画展を見に行き、ランチを食べました(日替わりがなく、牛丼にしました)。  着いたら、空に虹がかかっていました。  注文を取りに来たすてきなお姉さんは、紅露さんの親類だといい 「とてもいい絵ですよね。わたしも缶バッジ持ってます」 と快活な感じでした。  続いて、黒い森美術館に行きました。 . . . 本文を読む

2024年10月26日。トークイベントのハシゴ

2024年11月02日 13時58分00秒 | つれづれ日録
 もう1週間も前の話になってしまいました…。  この日は  札幌市資料館 (二科会写真部第49回北海道支部公募展/あひる会展/第45回キヤノンフォトクラブ札幌写真展)  「あひる会」は札幌市役所の絵画サークル。  市川雅朗さん(新道展会員)は今回も抽象画を3点出していました。  中矢勝善さん(同)はいつも通り、乾いた筆による風景画。 →コンチネンタルギャラリー(北海道植物画協会展) →Cu . . . 本文を読む

2024年10月25日も外出

2024年11月02日 08時35分18秒 | つれづれ日録
 東京から帰ってきた翌日。  ディーラーに点検に出すため自家用車に乗って出かけました。      点検の前に、ギャラリースペース ZERO(札幌市中央区宮の森2の16)に「吉田裕吏洋個展 猫の記憶とその景色」を見に行きました。  以前も書きましたが、吉田さんのネコ写真は、ちまたにあふれているありふれたものとは一味違います。  単に猫がかわいい、というよりも、周囲の風景や環境といっしょに写し込ん . . . 本文を読む