まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

 お仏壇の件について・・・。

2005年10月10日 | 歴史
 昨年の台風23号の水害のとき、お仏壇の床下は流失してしまったのに、お仏壇は奇跡的にも空中に浮かぶように残されました。

信心深いからお仏壇が残ったんや・・という人と、坊さんのくせに不信心やから家が流されたんやぁ・・という人などがおりました。人の見方の問題でありましょう。

 それを仏壇屋さんが解体して運び出し、修理する段階にあったのですが、その仏壇屋さんには二百以上のお仏壇が修理のために持ち込まれ、中国に運んで洗い直し、金箔を貼りなおし、再組み立てするので、時間がかかるというのです。急げば修理費が高くなる・・・ということで、仏壇屋さんに相談しておったのです。

 この仏壇屋の奥様は、うちのお寺(勝覚寺)の住職さん(私のお師匠さん)の妹さんが嫁いではるんですわ。そんなこんなでいろいろと相談に乗ってくれまして。

 で、前のお仏壇はあきらめて・・・。別の新しいものをお安くしていただくことになりました。そりゃぁ、以前のものとはまるきり品物が違う(半額以下)んですが、我が家には跡継ぎもないし、お仏壇を護ってくれる人もいないし・・・ということで、お安いのにしました。

 前のを修理すると150から200万円もかかるのでは、その勇気もイマイチです。我が家に余裕があれば別ですが、本宅をローンで建てるんですから、お仏壇に、そんな高額な予算は配分できないというものです。

 母がそういうものですし、弟もOKしてくれましたので、これに決めました。

 要は仏壇の素質よりも、信心の要素であると考えておるのです。

 あとは仏間を先に作ってもらい、年内に遷座、安置し、私が遷座法要を執り行う予定です。安上がりやなぁ・・・。


今日は山の家でミョウガ採りでした。

2005年10月10日 | 自然
 今日は三人で山の家に行ってきました。午前中はお墓参りや旧宅の片付け、クリ拾いなんぞをやって、お弁当を楽しく食べました。もう、クリはおしまいです。なんか、ケイコおばはクリご飯の支度をしておるようです。

 午後からは新築現場で、システムキッチンの掃除です。台所は被害が少なかったもので、システムキッチンは再用するんだそうです。少し土を落とせばきれいになりました。

 で、私は・・・ミョウガをとりました。この土地の前の所有者がミョウガを栽培して、それを市場に出しておったようです。それが夏ごろには一斉に大きくなり、秋にはミョウガとなって新芽を出して、白い花を咲かせておりました。まるで蘭のような花でした。

 このミョウガを食べると物忘れをする・・・とか言われますが、昔、お釈迦さまのお弟子さんに、釈茗荷というお坊さんがおったそうです。このお坊さんは自分の名前も覚えられない。で、首から「茗荷」と名前を書いた板をぶらさげているのに、自分の名前が覚えられない・・・。そのお坊さんが亡くなったお墓に生えたのが、このミョウガ・・・なんだそうです。ですから、ミョウガを食べてもの物忘れする・・・というのは、まゆつばものです。



 

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